クルティザンヌとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > クルティザンヌの意味・解説 

クルチザンヌ

(クルティザンヌ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/02 01:07 UTC 版)

クルチザンヌ[1]、ないし、クルティザンヌ[2]クルティザン[3]フランス語: courtisane)は、フランス語で高級娼婦を意味する表現[4]。特にロマン主義の文学作品などで主題としてしばしば取り上げられた[1]


  1. ^ a b 村田、2003a, b.
  2. ^ 裏社交界の華、クルティザンヌ(高級娼婦)”. 兵庫県立芸術文化センター (2015年3月31日). 2016年5月9日閲覧。
  3. ^ a b 有川治男. “ヘラルト・テル・ボルフ:父の訓戒 - 多くの主題解釈を許す優雅な風俗画”. 学習院大学. 2016年5月9日閲覧。 “そもそもヨーロッパでは、「高級娼婦」を意味する言葉(クルティザン、クルティザーネなど)は、「宮廷婦人」という言葉から生じているのである。”
  4. ^ a b 村田、2003a、pp.3-4.「「娼婦」は、一般的な用語としては《prostitute》と《courtisane》という二つの語に還元できる。… 《courtisane》は、 イタリア語の cortigiano −ana(「宮廷」corte がその語源)から来た言葉で、《courtisan》「宮廷人、 廷臣」の女性形である《courtisane》も本来は、 宮廷に関わりのある女性を意味していた。しかし、まもなくそれは、王侯貴族など上流階級の者を相手にする娼婦と同意語になり、「高級娼婦」を表すようになった。《courtisane》は、もともと良家の出で、教育や礼儀作法をきちんと身につけた女性のことで、例えばフランス国王アンリ2世の愛妾、ディアーヌ・ド・ポワチエのような美貌と知性を兼ね備えた女性が《courtisane》と呼ばれた。彼女たちは、自宅に政界の有力者や優れた芸術家などの崇拝者を集めて、社交の中心となり、場合によれば、政治的なカも有するようになった。 従って、単に生理的欲求を満たすだけの《prostitute》と、 宮廷風の恋愛を楽しむ《courtisane》は、 全く異なったニュアンスで捉えられていた。」


「クルチザンヌ」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クルティザンヌ」の関連用語

クルティザンヌのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クルティザンヌのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクルチザンヌ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS