クモ毒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/24 02:17 UTC 版)
基本的にクモ毒は同じ節足動物を対象にしており、脊椎動物には無毒とされる。これは、両者の筋肉作動物質が異なる(グルタミン酸とアセチルコリン)ためである。しかし、脊椎動物を捕食すべく進化したため、あるいは全くの偶発的に、脊椎動物に作用する毒素を持つ種が発生し、その一部が毒グモとして認知されている。 クモ毒は「神経毒」と「組織毒(壊死毒)」に大別でき、どちらも主成分はタンパク質である。 神経毒神経終末(Ca2+チャネル開口) ゴケグモ、ジョウゴグモ、ドクシボグモ、カバキコマチグモ 神経終末(Ca2+チャネル阻害) クサグモ、トオボエオオツチグモ グルタミン酸受容体遮断 ジョロウグモ、オニグモ、コガネグモ、タランチュラ 組織毒 イトグモ、オオツチグモ、コモリグモ
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