ギャラッド彗星とは? わかりやすく解説

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ギャラッド彗星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/10 18:02 UTC 版)

ギャラッド彗星
186P/Garradd
彗星
周期彗星の一覧 / 非周期彗星の一覧
発見
発見者  ゴードン・ギャラッド (Gordon Garradd)
発見日  2007年1月25日
符号・別名  186P/2007 B3 = X/1977 O1
ギャラッド彗星
軌道要素 - IAUNASA
元期 2007年10月27.0日
離心率 (e)  0.117864
近日点距離 (q)  4.263554 AU
軌道長半径 (a)  4.833215 AU
遠日点距離 (Q)  5.402876 AU
公転周期 (P)  10.6
軌道傾斜角 (i)  28.8437°
近日点引数 (ω)  278.6549°
昇交点黄経 (Ω)  327.8722°
前回近日点通過  2008年3月20日
次回近日点通過  2019年5月4日[1]

ギャラッド彗星(ギャラッドすいせい、登録番号 186P、仮符号 2007 B3 = X/1977 O1)は、木星族彗星である。2007年サイディング・スプリング天文台のゴードン・ギャラッドにより発見された。

円に近い軌道を持つため、軌道の全周で18~20等級で観測できると考えられている。しかし軌道傾斜角が大きく、近日点付近では南に低くなるため北半球中緯度以北では観測不能となる。

1977年サイディング・スプリング天文台のエバーストによって17等で7月18日19日に撮影された写真乾板上に発見されたが、撮影日から時間が経過していたことから見失われ、暫定軌道すら計算されなかったため X/1977 O1 と呼ばれていた。

ドイツのマイク・マイヤーは、X/1977 O1 と P/2007 B3 の連結軌道を計算できること、サイディング・スプリング天文台の写真のアーカイブを調べたところ1975年に15.5等と明るく捉えられていたこと(このときはバーストと考えられている)、そして1996年にも出現していたことを報告した。

このため複数回の近日点通過時に、それぞれ複数夜の観測が得られたことになり、次回近日点通過を待たず186Pと番号登録された。

関連項目

出典

  1. ^ [1]

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