ギギとは? わかりやすく解説

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ギギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 05:48 UTC 版)

ギギ
ギギ Pelteobagrus nudiceps
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ナマズ目 Siluriformes
: ギギ科 Bagridae
: ギバチ属 Pelteobagrus
: ギギ P. nudiceps
学名
Pelteobagrus nudiceps
(Sauvage, 1883
和名
ギギ

ギギ義義、黄顙魚[1]、䱩[1]、鱨、学名: Pelteobagrus nudiceps)は、ナマズ目ギギ科ギバチ属[2]あるいはコイ目ギギ科[3]琵琶湖岡山県広島県ギギおよびギギウ岐阜県クロイカおよびクロザスと呼ぶ[2]

国内外来種の一種でもある[3]

特徴

全長は30cmにもなるなど、日本在来のギギ科としては最大[3]。同じギギ科のギバチに似ているが、ギギは尾びれが2叉になっているので区別できる[3]。背びれに1棘7軟条、尻びれに20軟条、腹びれに6軟条、触鬚が4対。上顎に2対、下顎に2対、合計8本の口ひげがある。

腹びれの棘と基底の骨をすり合わせ、「ギーギー」と低い音を出す[2]。背びれや胸びれの棘は硬く鋭い[2]

生態

昼間は岩陰に潜み、夜間に底生動物やエビ、小魚などを食べ、5月から8月にかけて産卵する[2][3]

直径約2mmの強い粘着性のある黄褐色の卵は、1200粒から2100粒ほど産卵された後に約70時間で孵化し、体長5mm程度の稚魚となる。稚魚は1週間で卵黄を吸収し、9mm程度まで成長すると、摂食を開始する。

生息域

近畿地方以西の本州四国吉野川仁淀川水系、九州の北東部[2][3]

利用

煮物フライ天ぷらなど、食用として利用される[2]

出典

  1. ^ a b 落合直文著・芳賀矢一改修 「ぎぎ」『言泉:日本大辞典』第二巻、大倉書店、1922年、918頁。
  2. ^ a b c d e f g ギギ”. 市場魚貝類図鑑. ぼうずコンニャク. 2021年6月22日閲覧。
  3. ^ a b c d e f ギギ”. 侵入生物データベース. 国立環境研究所. 2021年6月22日閲覧。




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