キンメダマシとは? わかりやすく解説

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キンメダマシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/27 17:18 UTC 版)

キンメダマシ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: キンメダイ目 Beryciformes
: キンメダイ科 Berycidae
: キンメダマシ属 Centroberyx
: キンメダマシ C. druzhinini
学名
Centroberyx druzhinini
(Busakhin, 1981)[1]
シノニム
  • Trachichthodes druzhinini Busakhin, 1981[1]
和名
キンメダマシ
英名
Flathead alfonsino[2]

キンメダマシCentroberyx druzhinini)は、キンメダイ目キンメダイ科キンメダマシ属に属する深海魚[3]

分類

キンメダイ科の魚はキンメダイ属3種とキンメダマシ属7種の2属10種が知られている[4]。日本にはそのうち4種が分布し、キンメダマシ属は本種のみである[4]

和名のキンメダマシは「キンメダイ」と「騙し」から取られている[5]

分布

神奈川県より南の太平洋沿岸、琉球列島東シナ海、西インド洋から西太平洋の、水深100から300メートルに分布する[3][6]

キンメダマシ属のなかではもっとも広く分布し、他の種は南アフリカ南端のみに分布するものや、オーストラリア南方やニュージーランドにかけて分布している[7]

特徴

キンメダイ属に特徴的な涙骨の鋭い棘がなく、背鰭の棘数が5から7(キンメダイ属は通常4)と多い[5]。体長は30センチメートル前後になり、体高はやや高く、尾鰭は二叉形で長めである[6]

利用

食用になるが漁獲量が少なく市場にはほとんど出回らない[3]

脚注

  1. ^ a b Centroberyx druzhinini (Busakhin, 1981)” (英語). WoRMS. 2025年5月28日閲覧。
  2. ^ キンメダマシ | 美ら海生き物図鑑”. 沖縄美ら海水族館. 2025年5月28日閲覧。
  3. ^ a b c 日本の深海魚図鑑 2024, p. 90.
  4. ^ a b 日本の深海魚図鑑 2024, pp. 89–90.
  5. ^ a b キンメダイによく似た<キンメダマシ> 「騙し」と付くが味に遜色なし?”. サカナト. 週刊釣りニュース (2024年7月29日). 2025年5月28日閲覧。
  6. ^ a b キンメダマシ”. ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑. 2025年5月28日閲覧。
  7. ^ 岡村収・尼岡邦夫 編・監修『山溪カラー名鑑 日本の海水魚』山と溪谷社、1997年、ISBN 4-635-09027-2、158頁

参考文献

  • 岡本誠; 本村浩之『日本の深海魚図鑑』山と溪谷社、2024年12月25日。 ISBN 978-4-635-06404-0 



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