キリル_(プレスラフ公)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > キリル_(プレスラフ公)の意味・解説 

キリル (プレスラフ公)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/10 15:17 UTC 版)

キリル
Кирил
サクスコブルクゴツキ家
プレスラフ公キリル

全名 Кирил Хайнрих Франц Лудвиг Антон Карл Филип
キリル・ハインリフ・フランツ・ルドヴィグ・アントン・カルル・フィリップ
称号 プレスラフ公
出生 (1895-11-17) 1895年11月17日
ブルガリア公国ソフィア
死去 (1945-02-01) 1945年2月1日(49歳没)
ブルガリア王国ソフィア
父親 フェルディナント
母親 マリヤ・ルイザ・ブルボン=パルムスカ
役職 摂政
テンプレートを表示

キリルブルガリア語: Кирил, ラテン文字転写: Kyril, 1895年11月17日 - 1945年2月1日)は、ブルガリア王国の王族。プレスラフ公の儀礼称号を持つ。

生涯

ブルガリア王(当時はブルガリア公フェルディナントとその最初の妃マリヤ・ルイザの次男として生まれる。

フェルディナントの退位後、父に従ってコーブルクに移り、プラハ農学を学んだ。1926年にブルガリアへ帰国した。

第二次世界大戦中の1943年に兄ボリス3世が急死した後、王位を継承したシメオン2世はまだ6歳であった。そのため、シメオン2世が18歳になるまでの間、キリルと首相ボグダン・フィロフらによる摂政団が置かれることになり、キリルがその首班となった。しかし実権はフィロフにあり、キリルは飾り物に過ぎなかった。

ブルガリアは枢軸国側について大戦に参戦していたが、1944年ソ連軍の侵攻を受けた。これに呼応してブルガリアでクーデターが起こり、キリルらの政権は崩壊した。翌1945年、旧政権の指導者であったキリル、フィロフらは人民裁判により有罪を宣告されて処刑された。キリルたちの遺体はソフィア爆撃によって出来た穴に投げ込まれた。

1995年、ソフィア中央墓地にその記念碑が建てられ、1996年に最高裁は有罪判決の無効を宣告した。

シメオン2世はスペイン亡命時代にもうけた次男に、叔父と同じくキリルと名付け、同じくプレスラフ公の儀礼称号を与えている。


「キリル (プレスラフ公)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「キリル_(プレスラフ公)」の関連用語

キリル_(プレスラフ公)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



キリル_(プレスラフ公)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのキリル (プレスラフ公) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS