キャタピラ (バンド)とは? わかりやすく解説

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キャタピラ (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 17:28 UTC 版)

キャタピラ
Catapilla
出身地 イングランド ロンドン
ジャンル プログレッシブ・ロック
ジャズ・ロック
サイケデリック・ロック
活動期間 1970年 - 1972年
レーベル ヴァーティゴ
旧メンバー アンナ・ミーク
ロバート・カルヴァート
デイヴ・テイラー
グラハム・ウィルソン
ヒュー・イーグルストーン
ティエリー・ラインハルト
マルコム・フリス
カール・ワサード
ラルフ・ローリンソン
ブライアン・ハンソン

キャタピラCatapilla)は、1970年代初期に活躍したイギリスのプログレッシブ・ロック・バンドである。メジャーなレコード・レーベルであるヴァーティゴから2枚のアルバムをリリースした[1]

略歴

バンドは1970年にイングランドのロンドンで結成された[2]。オリジナルのラインナップは、サックス奏者のロバート・カルヴァートとヒュー・イーグルストーン、ドラマーのマルコム・フリス、ベーシストのデイヴ・テイラー、ギタリストのグラハム・ウィルソン、木管楽器奏者のティエリー・ラインハルト、ボーカリストのジョー・ミークであった。ジョー・ミークのバンドでの活動期間は短かった。彼女はバンドの最初のライブ・パフォーマンスの頃までに、妹のアンナに交代した[2]

バンドはオレンジ・ミュージック・エレクトロニック・カンパニーのクリフ・クーパーによって見出された。彼はキャタピラのマネージメントを引き受け、音楽業界の人物や招待客の前でショーケース・イベントに出演できるよう手配した[2]。その中には、ブラック・サバスのマネージャーであるパトリック・ミーハン (Patrick Meehan)がいた。彼は、キャタピラにヴァーティゴとの契約を結ばせることができて喜んだ[2]。ミーハンは1971年後半にヴァーティゴでリリースされた最初の同名アルバムをプロデュースした。このリリースに続いて、バンドはヴァーティゴ主催の英国ツアーに出発し、グレアム・ボンドロイ・ハーパーをサポートした[2]

ツアーの後、イーグルストーン、フリス、ラインハルト、テイラーの全員がバンドを脱退した。キャタピラに残されたメンバーは、ブライアン・ハンソン(ドラム)、ラルフ・ローリンソン(キーボード)、およびカール・ワサード (ベース)をバンドに追加メンバーとして加えてグループを改編し、スタジオに戻って2枚目のアルバム『チェンジズ』を録音した。本作も再びヴァーティゴから1972年にリリースされた。グループはアルバムのリリース後、まもなくして解散した[2]

カルヴァートは、ゴングの関連バンドであるインビジブル・オペラ・カンパニー・オブ・チベットや、マザー・ゴングで、デヴィッド・アレンやジリ・スマイスと共演した[3]。テイラーは、元エッグのドラマーであるクライヴ・ブルックスとバンド「ライアー」を結成した。

メンバー

  • アンナ・ミーク (Anna Meek) - ボーカル
  • ロバート・カルヴァート (Robert Calvert) - サクソフォーン
  • デイヴ・テイラー (Dave Taylor) - ベース
  • グラハム・ウィルソン (Graham Wilson) - ギター
  • ヒュー・イーグルストーン (Hugh Eaglestone) - サクソフォーン
  • ティエリー・ラインハルト (Thierry Rheinhardt) - 木管楽器
  • マルコム・フリス (Malcom Frith) - ドラム
  • カール・ワサード (Carl Wassard) - ベース
  • ラルフ・ローリンソン (Ralph Rolinson) - キーボード
  • ブライアン・ハンソン (Brian Hanson) - ドラム

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『キャタピラ』 - Catapilla (1971年)
  • 『チェンジズ』 - Changes (1972年)

脚注

  1. ^ Catapilla”. BandToBand.com. 2012年3月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e f Welch, Chris [in 英語] (2008). Changes (Liner notes). Catapilla. Repertoire Records.
  3. ^ Strong, Martin Charles (1998). The Great Rock Discography. Canongate. p. 308 

外部リンク


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