ガントーム部隊の封鎖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 01:11 UTC 版)
「トラファルガー戦役」の記事における「ガントーム部隊の封鎖」の解説
ガントームは3月24日には艦隊出航の手はずを整えたが、ブレストはコットン中将の17隻の戦列艦に厳重に包囲されていた。ガントームは戦闘を避けるよう命令を出し、そして、天候が自分たちに有利になるまで待ったところ、3月26日に霧が出て、イギリス艦隊から立ち去るのに好都合な天候となった。しかし、ガントームが艦隊を出そうとすると、にわかに天候が変わり、霧が風に飛ばされたため、元の場所まで戻るのが難しくなった。一時的に港の外で動けなくなったガントームは、コットンの軍が近づいてきたため、不承不承戦闘の準備をした。しかしコットンは、夜が近づいていたため、また砂州がこのあたりには多く、海岸の砲台の下に敵艦隊がいたことから、交戦の危険を冒すことをせず、ただ成り行きを見守り、ガントームを監視することにした。翌日風向きが変わり、ガントームは港に戻ることができた。作戦が終わるまで、ガントームとその艦隊は海に出ないままであった。
※この「ガントーム部隊の封鎖」の解説は、「トラファルガー戦役」の解説の一部です。
「ガントーム部隊の封鎖」を含む「トラファルガー戦役」の記事については、「トラファルガー戦役」の概要を参照ください。
- ガントーム部隊の封鎖のページへのリンク