カーティス_(カーティス・メイフィールドのアルバム)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > カーティス_(カーティス・メイフィールドのアルバム)の意味・解説 

カーティス (カーティス・メイフィールドのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 01:30 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
カーティス
カーティス・メイフィールドスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ソウルファンク
時間
レーベル カートム・レコード
プロデュース カーティス・メイフィールド
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 19位(アメリカ[1]
  • 30位(イギリス[2]
  • カーティス・メイフィールド アルバム 年表
    カーティス
    (1970年)
    カーティス/ライヴ!
    (1971年)
    テンプレートを表示

    カーティス』(Curtis)は、アメリカ合衆国ソウル/ファンク・ミュージシャン、カーティス・メイフィールド1970年に発表した、ソロ名義では初のスタジオ・アルバム。メイフィールドは1970年にインプレッションズを脱退してソロ活動を開始するが、その後もインプレッションズのための楽曲提供やプロデュースを継続した[3]

    反響

    アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では、1970年11月28日に最高19位を記録し[1]、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは5週にわたり1位を獲得した[4]。シングル「イフ・ゼアズ・ア・ヘル・ビロウ・ウィア・オール・ゴナ・ゴー」はBillboard Hot 100で29位[5]、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで3位を記録した[6]

    イギリスでは1971年3月20日付の全英アルバムチャートで30位となるが、翌週にはチャート圏外に落ちた[2]。また、「ムーヴ・オン・アップ」は全英シングルチャートで12位を記録し、自身唯一の全英トップ40シングルとなった[7]

    評価

    Wendell Johnは1970年11月26日付の『ローリング・ストーン』誌で本作を「アレンジは退屈かつ中途半端であり、それは殆どの曲においてメロディックな肉付けが足りないことに起因しているのではないだろうか」「メイフィールドは過去に良い曲を書いてきた。彼はスランプ状態にあるだけで、すぐにまた生命の宿った曲を書けるようになると思いたい。このアルバムはバラバラの骨格でしかない」と批判した[8]。一方、Bruce Ederはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「1970年代ソウル界の『サージェント・ペパーズ』」「メイフィールド自身により巧みにプロデュースされた、当時としては最新鋭のソウル・サウンドや、時代に即した政治的・社会的関心のみならず、往年のR&Bサウンドにおける最も優雅な面も反映している」「アルバム全体が一つの存在であり、全体を通して聴くべきである」と評している[9]

    ローリング・ストーン』誌が選んだ「歴代最高のアルバム500選」において275位に選ばれている[10]

    収録曲

    全曲ともカーティス・メイフィールド作。

    サイドA
    1. イフ・ゼアズ・ア・ヘル・ビロウ・ウィア・オール・ゴナ・ゴー – "(Don't Worry) If There's a Hell Below, We're All Going to Go" – 7:52
    2. ジ・アザー・サイド・オブ・タウン – "The Other Side of Town" – 4:03
    3. ザ・メイキングス・オブ・ユー – "The Makings of You" – 3:44
    4. ウィ・ザ・ピープル・フー・アー・ダーカー・ザン・ブルー – "We the People Who Are Darker Than Blue" – 6:05
    サイドB
    1. ムーヴ・オン・アップ – "Move On Up" – 8:55
    2. ミス・ブラック・アメリカ – "Miss Black America" – 3:00
    3. ワイルド・アンド・フリー – "Wild and Free" – 3:18
    4. ギヴ・イット・アップ – "Give It Up" – 3:43

    脚注

    [脚注の使い方]
    1. ^ a b Curtis Mayfield Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2019年2月6日閲覧。
    2. ^ a b CURTIS MAYFIELD | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    3. ^ Curtis Mayfield obituary”. The Guardian (1999年12月27日). 2019年2月6日閲覧。
    4. ^ Curtis Mayfield Curtis Chart History - Top R&B/Hip-Hop Albums”. Billboard. 2019年2月6日閲覧。
    5. ^ Curtis Mayfield Chart History - Hot 100”. Billboard. 2019年2月6日閲覧。
    6. ^ Curtis Mayfield Chart History - Hot R&B/Hip-Hop Songs”. Billboard. 2019年2月6日閲覧。
    7. ^ CURTIS MAYFIELD | full Official Chart History | Official Charts Company
    8. ^ John, Wendell (1970年11月26日). “Curtis”. Rolling Stone. 2019年2月6日閲覧。
    9. ^ Eder, Bruce. “Curtis – Curtis Mayfield”. AllMusic. 2019年2月6日閲覧。
    10. ^ The 500 Greatest Albums of All Time” (英語). Rolling Stone (2020年9月22日). 2021年12月28日閲覧。

    「カーティス (カーティス・メイフィールドのアルバム)」の例文・使い方・用例・文例

    Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


    英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
    英語⇒日本語日本語⇒英語
      

    辞書ショートカット

    すべての辞書の索引

    「カーティス_(カーティス・メイフィールドのアルバム)」の関連用語

    1
    50% |||||

    カーティス_(カーティス・メイフィールドのアルバム)のお隣キーワード
    検索ランキング

       

    英語⇒日本語
    日本語⇒英語
       



    カーティス_(カーティス・メイフィールドのアルバム)のページの著作権
    Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

       
    ウィキペディアウィキペディア
    All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
    この記事は、ウィキペディアのカーティス (カーティス・メイフィールドのアルバム) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
    Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
     Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
    この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
    浜島書店 Catch a Wave
    Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
    株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
    Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
    研究社研究社
    Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
    日本語WordNet日本語WordNet
    日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
    WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
    日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
    Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
    「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
    EDRDGEDRDG
    This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

    ©2025 GRAS Group, Inc.RSS