カルー超層群とは? わかりやすく解説

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カルー超層群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/18 17:01 UTC 版)

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カルー超層群
層序範囲: 後期石炭紀 - 前期ジュラ紀
種別 地層
岩質
主な岩石 頁岩砂岩
所在地
 南アフリカ共和国
ザンビア
ジンバブエ
マラウイ

カルー超層群(カルーちょうそうぐん、: Karoo Supergroup)は、南部アフリカの面積の3分の2を覆い、南アフリカからザンビアジンバブエマラウィに広がる超層群[1]頁岩砂岩から成る、後期石炭紀から前期ジュラ紀に及ぶ地層である。下位から上位にかけて、ドゥワイカ層群英語版エッカ層群英語版ボーフォート層群英語版ストームバーグ層群英語版などに分けられる。

パンゲア超大陸の形成と分裂を通じて形成され、ゴンドワナ大陸パンタラッサ海の境界に堆積したと考えられる。南アフリカ・カルー盆地では厚さは12kmになり、その上に厚さ1.4kmの玄武岩溶岩が被さる。

化石としては、システケファスルス帯に代表されるように、多様な植物昆虫両生類側爬虫類双弓類獣弓類が見られ[2]ペルム紀からジュラ紀の非海成地層の世界標準として使われる。

参考文献/脚注

  • Permian-Triassic vertebrate footprints from South Africa: Ichnotaxonomy, producers and biostratigraphy through two major faunal crises(Lorenzo Marchetti:2019)
  • The Rubidge Collection of fossil Karroo vertebrates(SH Haughton:1965)
[脚注の使い方]
  1. ^ 超層群とは、地層区分で最も大きい単位で、を超えた長い地質時代に亘る。
  2. ^ Biostratigraphy of the Cistecephalus Assemblage Zone (Beaufort Group, Karoo Supergroup), South Africa (RMH Smith:2020)

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