カルロス・カニサレス
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基本情報 | |
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本名 | カルロス・アントニオ・カニサレス・シヴィラ |
通称 | CCC(トリプルC) |
階級 | ライトフライ級 |
身長 | 160cm |
リーチ | 164cm |
国籍 | ![]() |
誕生日 | 1993年3月11日(32歳) |
出身地 | カラカス |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 32 |
勝ち | 28 |
KO勝ち | 20 |
敗け | 3 |
引き分け | 1 |
カルロス・カニサレス(Carlos Cañizales、1993年3月11日 - )は、ベネズエラのプロボクサー。カラカス出身。現WBC世界ライトフライ級王者。元WBA世界ライトフライ級レギュラー王者。
来歴
ライトフライ級
2015年10月10日、カラカスのエル・ポリエドロにてWBAフェデラテンライトフライ級王者でWBA世界ライトフライ級4位のロバート・バレラと対戦し、11回2-1(108-102、108.5-102、103.5-106.5)の判定勝ちを収め、王座を獲得した[1]。
2016年12月31日、大田区の大田区総合体育館にてWBA世界ライトフライ級王者田口良一と対戦し、12回1-1(116-112、114-114、112-116)の判定で引き分けに終わり王座を獲得できなかった[2]。
2018年3月18日、神戸市の神戸ポートピアホテルにて、WBA世界ライトフライ級レギュラー王座決定戦をWBA世界ライトフライ級2位の小西伶弥と行い、12回3-0(116-111、115-112、114-113)の判定勝ちを収め王座を獲得した[3][4][5]。
2018年7月15日、クアラルンプールのプトラ・インドア・スタジアムにてマニー・パッキャオVSルーカス・マティセーの前座で、史上最速となる2戦目での世界王座獲得を狙っていたWBA世界ライトフライ級12位の呂斌と対戦し[6]、12回2分59秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[7][8][9]。
2019年5月26日、江西省撫州市の撫州スポーツ・センターにて元WBO世界フライ級王者でWBA世界ライトフライ級2位の木村翔と対戦し、12回3-0(119-109×2、118-110)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[10][11][12]。
2020年12月17日、コロンビアにてヘスス・シルベストレと対戦する予定だったが、シルベストレが前日に体重超過があった為試合は中止になった[13]。
2021年5月28日、メキシコシティにて2年ぶりの防衛戦をエステバン・ベルムデスと行うが、プロ初黒星となる6回TKO負けを喫し3度目の防衛に失敗、王座から陥落した[14]。
フライ級
2022年3月26日、コヨアカンで元WBC世界ライトフライ級王者のガニガン・ロペスとWBAアメリカ大陸フライ級王座決定戦を行い、4回KO勝ちを収め王座を獲得した[15]。
ライトフライ級復帰
2024年1月23日、エディオンアリーナ大阪でWBAスーパー・WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗と対戦し、12回0-2(113-113、112-114×2)の僅差の判定負けを喫しWBC王座の獲得とWBA王座に返り咲きは出来なかった[16]。また、この試合はBWAAの年間最高試合賞にあたるモハメド・アリ - ジョー・フレイジャー賞にノミネートされたものの、受賞とはならなかった。
2024年12月26日、バンコクのラジャダムナン・スタジアムで寺地拳四朗の王座返上に伴い元WBC世界ミニマム級王者でWBC世界ライトフライ級2位のパンヤ・プラダブスリとWBC世界同級王座決定戦を行い、12回0-2(114-114、113-115、112-116)の判定負けを喫し王座返り咲きに失敗した。しかし、カニサレスが優勢に見えた試合で3人のジャッジのうち1人はドロー、残りの2人が地元判定でパンヤを支持したことから判定の結果にタイの観衆からもブーイングが起こりSNSは大炎上となり、WBC会長のマウリシオ・スライマンも調査を明言した[17][18][19][20][21]。
2025年1月18日、WBCはパンヤとカニサレスとのダイレクトリマッチによる再戦を指令した。期限は同年2月18日までで、合意に達しない場合は入札になる事となった[22]。
2025年8月1日、カラカスのポリエドロ・デ・カラカスにてWBC世界ライトフライ級王者のパンヤ・プラダブスリとWBC世界同級タイトルマッチのダイレクトリマッチを行い、2・3回に連打でパンヤを押し込み手数を増やしつつ4回に右ストレートでダウンを奪われるも、続く5回に再びプレスを強め左ボディと右ボディストレートの連撃によりパンヤが尻もちをつく形でダウンを奪い、5回2分52秒KO勝ちを収め約4年2ヶ月ぶりの世界王座返り咲きに成功、地元判定という後味の悪い形で敗北した前回の雪辱を果たした[23]。
獲得タイトル
- ベネズエラライトフライ級王座
- WBAフェデラテンライトフライ級王座
- WBA世界ライトフライ級レギュラー王座(防衛2)
- WBAフェデカリブライトフライ級王座
- WBAアメリカ大陸フライ級王座
- WBC世界ライトフライ級王座(防衛0)
脚注
- ^ ボクシングマガジン 2015年12月号、海外ファイトレポート84ページ参照
- ^ 田口良一がドロー防衛、WBA・L・フライ級V5 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月31日
- ^ 小西伶弥は健闘及ばず、WBA王座決定戦判定負け Boxing News(ボクシングニュース) 2018年3月18日
- ^ “Canizales beats Konishi to win WBA 108lb belt”. Fightnews.com (2018年3月18日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “Ryuya Yamanaka Retains WBO Strap, Canizales Wins WBA Belt”. BoxingScene.com (2018年3月18日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “Carlos Canizales vs. Lu Bin joins Pacquiao-Matthysse card”. Badlefthook.com (2018年4月18日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ カニサレス残り1秒TKO勝ち WBA・LF級初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年7月15日
- ^ “WBA champ Canizales ruins Bin’s bid for history”. Fightnews.com (2018年7月14日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “Canizales KOs Bin in 12th Round, Retains Light Flyweight Title”. BoxingScene.com (2018年7月14日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ 木村翔も及ばず カニサレスに空転させられ完敗 Boxing News(ボクシングニュース)2019年5月26日
- ^ “Can Xu, Canizalez retain WBA titles in China”. Fightnews.com (2019年5月26日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ “Canizales Outpoints Kimura In China, Retains 108-Pound Title”. BoxingScene.com (2019年5月26日). 2019年6月21日閲覧。
- ^ Carlos Canizales WBA Title Defense Canceled After Silvestre Weight Issue BoxingScene.com 2020年12月17日閲覧
- ^ “Esteban Bermudez stuns Carlos Canizales by sixth round knockout”. ringtv.com (2021年5月28日). 2022年9月11日閲覧。
- ^ “Carlos Canizales Drills Ganigan Lopez in Fourth Round in Mexico City”. boxingscene.com (2022年3月27日). 2022年9月11日閲覧。
- ^ 寺地拳四朗が辛くもL・フライ級2団体ベルト守る カニサレスとダウン応酬の激闘2-0判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2024年1月23日
- ^ Pradabsri edges Canizales for WBC 108lb belt Fightnews.com 2024年12月26日
- ^ Heartbreak in Thailand as Carlos Canizales loses Robbery of the Year contender to Pradabsri Boxing Scene.com 2024年12月26日
- ^ 地元判定の声も…パンヤが幸運な2階級制覇 カニサレスに2-0 WBC・L・フライ級決定戦 Boxing News(ボクシングニュース)2024年12月26日
- ^ ‘Disappointed’ Sulaiman vows judging review after horrible decision in Pradabsri-Canizales fight Boxing Scene.com 2024年12月26日
- ^ 拳四朗返上の王座決定戦で“地元判定” 疑惑の試合にWBCスライマン会長が即時調査を明言 スポニチアネックス 2024年12月27日
- ^ “Panya Pradabsri-Carlos Canizales: WBC Orders Immediate Title Fight Rematch”. RingMagazine.com (2025年1月18日). 2025年1月19日閲覧。
- ^ “No judgment: Carlos Canizales KOs Panya Pradabsri for decisive win”. Boxing Scene (2025年8月2日). 2025年8月2日閲覧。
関連項目
外部リンク
- カルロス・カニサレス (@ccc_oficcial) - Instagram
- カルロス・カニサレスの戦績 - BoxRec
空位 前タイトル保持者 井岡一翔 |
WBA世界ライトフライ級レギュラー王者 2018年3月10日 - 2021年5月28日 |
次王者 エステバン・ベルムデス |
前王者 パンヤ・プラダブスリ |
WBC世界ライトフライ級王者 2025年8月1日 - 現在 |
次王者 N/A |
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