カリブ海域での用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/08/25 09:23 UTC 版)
「ブラックアイリッシュ」の記事における「カリブ海域での用法」の解説
カリブ地方では、アイルランド系奴隷(多くは反英の政治犯)と黒人奴隷の子孫をブラックアイリッシュと呼ぶこともある。この用法でのブラックアイリッシュはとりわけモントセラトに多いが、これは植民地時代にイギリス人がアイルランドから奴隷たちを連れてきて多数定住させたためである。後に西アフリカから黒人が連れてこられたためにアイルランド系奴隷は解放されたが、名前だけはアイルランド人のものを黒人が受け継いだ。したがって、未だにこの地域にはアイルランド系の苗字が多い。これはちょうど、アメリカの黒人奴隷が白人の奴隷所有者たちの苗字を名乗ったのと似た構図である。
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