カトリック教会への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 21:20 UTC 版)
「ファティマの聖母」の記事における「カトリック教会への影響」の解説
後年、聖母は人々の罪やカトリック信仰、世界の行く末を話した上で後述する祈りの一文を教えて、東の空高くに姿を消した。この祈りはファティマの祈りとして教会に認可されて世界多くのカトリック信者の間に広まった。三人は戦慄して中でもジャシンタは常に地獄のことを気にかけるようになり、後日同年から1920年にかけて個人的に何度か聖母を見聞きしたと話した。「他のどの罪より多くの魂を地獄に落としてしまうのは、肉欲の罪です」「私達の主がお喜びにならないファッションが流行するでしょう。神に仕える人達が流行を追ってはなりません。教会は流行と無関係です。私達の主はいつでも同じですから」「世の罪は本当に大きいのです」「もし人々が永遠を理解することができたら、彼らは自分達の生き方を変えるためになんでもするでしょうに」。もうすぐ戦争が起き、その戦争で死ぬ人の殆どが地獄に落ちてしまう、と悲嘆にくれた。後に教皇ベネディクト16世となるヨゼフ・ラッツィンガー枢機卿は、こうしたファティマの啓示を祈りの勧めであると同時に悔い改めと回心への招きであるとしている。
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