オンボードダイアグノーシス
クルマの排出ガス対策システムの故障をモニターして、警告灯を点灯させドライバーに故障を知らせると同時に、故障内容を記録しておく警報システムで、英語名を略したOBDまたは車載式故障診断装置と呼ばれる。OBDの装備を義務づけた規制は最初にアメリカで実施されたもので、日本においては2000年の排出ガス規制強化の際に初めて適用された。故障をモニターするおもな対象には、燃料系、EGR、O2センサー、エンジンの失火、サーモスタットなどがあり、これらの装置が故障した場合、その内容がコンピューターに記録され、サービス時に読み取ることができるようになっている。なお、現在は日米欧でOBD規制が実施されているが、国により細かい要件が異なる。
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