オセロの解析
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 17:32 UTC 版)
「オセロ (ボードゲーム)」の記事における「オセロの解析」の解説
オセロは二人零和有限確定完全情報ゲームに分類され、ゲーム木複雑性は10の58乗程度である。 二人零和有限確定完全情報ゲームは、理論上、双方最善手(最善進行)ならば先手必勝・後手必勝・引き分けのいずれかの結論が下せるはずだが、オセロは2019年時点で未だにコンピュータによる完全解析はされておらず、結論は不明である。部分的には、最善進行を前提として以下の事実が判明している。 オセロのある局面が黒番必勝・白番必勝・引き分けのいずれであるかを判定する問題は、PSPACE完全である。 盤面を4×4に縮小したオセロは、3対13で白番(後手)の必勝となる。 盤面を6×6に縮小したオセロは、16対20で白番(後手)の必勝となる。 通常通りの8×8のオセロでは、一部の定石で引き分けになることが判明している。 これらの事実に基づき、8×8のオセロは最善進行で引き分けになる可能性が高いと予想されている。オセロ日本代表選手の佐谷哲は、2019年に「『オセロは最善進行で引き分け』という説が今後覆ることはほぼ無いだろう」と述べている。 [先頭へ戻る]
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