オスカー・シュムスキーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 音楽家 > 演奏家 > アメリカ合衆国のヴァイオリニスト > オスカー・シュムスキーの意味・解説 

オスカー・シュムスキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/09 23:08 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
オスカー・シュムスキー
生誕 (1917-03-23) 1917年3月23日
出身地 アメリカ合衆国フィラデルフィア
死没 (2000-07-24) 2000年7月24日(83歳没)
学歴 カーティス音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト
担当楽器 ヴァイオリン
公式サイト 公式HP

オスカー・シュムスキーOscar Shumsky, 1917年3月23日 - 2000年7月24日)は、フィラデルフィア生まれのアメリカヴァイオリニスト[1]。両親は亡命ロシア人。

経歴

3歳からヴァイオリンを学び始め、7歳でフィラデルフィア管弦楽団と共演して公式デビューした際、指揮者のストコフスキーをして「いまだかつてない神童」と言わしめた。フリッツ・クライスラーの注目を集めて、カーティス音楽院で晩年のレオポルト・アウアーに学ぶ。独立してからは、ソリストとしてではなく、むしろ教育活動や室内楽アンサンブルでの演奏、指揮など、より広い音楽経験を積み重ねることに専念した。とりわけ、ウィリアム・プリムローズジョーゼフ・ギンゴールドらとともに、プリムローズ弦楽四重奏団を結成したことで知られる。

1978年になってようやく教育活動から退き、録音活動や独演に専念するようになった。晩年になってからのソロ活動が中心であり、しかも国外(主にイギリス)のマイナー・レーベルにおいて、自分の納得できる録音のみを残す方針をとったことから、その名声にもかかわらず残された録音は決して多くない。

しかし、グレン・グールドと共演したりヒンデミットエルネスト・ブロッホの作品を録音したほか、1980年代初頭に、デジタル録音方式では初めてイザイの≪無伴奏ヴァイオリン・ソナタ≫を全曲録音するなど、アウアー門下の他のヴァイオリニストには見られないレパートリーや音楽的な趣味をのぞかせた。

スタンダードなところでは、いわゆるドイツ3大B(バッハベートーヴェンブラームス)の協奏曲のほか、モーツァルトの協奏曲集とソナタ集、グラズノフ協奏曲、バッハの≪無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ≫、グリーグのソナタ、ブラームスのハンガリー舞曲集ヨーゼフ・ヨアヒム編曲)、クライスラーの小品集を得意とした。ピエール・ロード作品の録音もある。

息子エリックもヴァイオリニスト

脚注

  1. ^ Oscar Shumsky, shumskymusic.com. 2020年9月9日閲覧。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オスカー・シュムスキー」の関連用語

オスカー・シュムスキーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オスカー・シュムスキーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオスカー・シュムスキー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS