オオホウライタケとは? わかりやすく解説

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オオホウライタケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/13 07:29 UTC 版)

オオホウライタケ
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : ハラタケ亜門 Agaricomycotina
: ハラタケ綱 Agaricomycetes
亜綱 : ハラタケ亜綱 Agaricomycetidae
: ハラタケ目 Agaricales
: ホウライタケ科 Marasmiaceae
: ホウライタケ属 Marasmius
: オオホウライタケ M. maximus
学名
Marasmius maximus Hongo [1]
和名
オオホウライタケ

オオホウライタケ(大蓬莱茸[1]学名: Marasmius maximus)は、ホウライタケ科[注 1]ホウライタケ属に属すキノコ菌類)の一種。食用にできる[1]

分布・生態

日本各地、中国朝鮮半島台湾などに分布する[1][2]

晩春から初秋にかけて、針葉樹または広葉樹林竹林、庭園、公園などの地上に堆積した落葉上に束生する[3][1]。ごく身近な場所でも見られ、しばしば群生することもある[3]。本種が生えている周辺の落葉をめくると、白い菌糸がマット状に広がっている菌糸体が見えることがある[3]。シアンガス産生菌[2]

形態

子実体からなる。傘径は3 - 12センチメートル (cm) [1]。はじめ釣鐘形から丸山形、まんじゅう形で、のちに扁平に開く[3]。傘表面は無毛で、くすんだクリーム色(淡黄色)で中央部が丸く突き出して帯褐色をしているが、老成または乾くと白っぽくなる[3][1]。放射状の溝がよく目立ち、縁が不規則に波打つこともある[3]。傘裏のヒダは淡灰褐色で、疎らに配列し、柄に対して上生または離生する[3][1]。傘は薄く、傘と同色である[1]

柄は中実、長さ5 - 12 cm、太さ2 - 4ミリメートル (mm) で細長く上下同大、全体的に革質で強靱である[3][1]。柄の表面は傘よりもやや濃色で黄褐色を帯びる[3][1]

担子胞子は大きさ7 - 9 × 3 - 4マイクロメートル (μm) の楕円形で、平滑、非アミロイド[1]胞子紋は白色[1]

似ているキノコ

参考:ワサビカレバタケ(Collybia peronata

形態的にやや似ているキノコに、ワサビカレバタケ(Collybiopsis peronataツキヨタケ科、不食)があり、その名の通りかじると独特の辛みがある[3]

脚注

注釈

  1. ^ 古い図鑑ではキシメジ科に属するとする資料もある[2]

出典

参考文献

外部リンク




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