エンリルの道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 18:24 UTC 版)
古代メソポタミア地域の天文学史料として貴重な粘土版「ムル・アピン(英語版)」によれば、星の動きに関連する現象の記録などが刻まれており、最初の部分に天界の最高神3柱に由来する「71個の星のリスト」が確認された。 この3柱の神とは言うまでもなくアヌ・エンリル・エアのことである。それぞれの神名をなぞって3つの地域に星々を住み分け、最上層を「アヌの道」として23個、中層を「エンリルの道」として33個、最下層を「エアの道」として15個、全部で71個の星が3柱の神の名の下に命名された。この内「エンリルの道」には星座だけでなく、木星のように惑星も分類されている。
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