エミレの鐘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 15:29 UTC 版)
正式名称は聖徳大王神鐘といい、聖徳王の冥福を祈る目的で景徳王の時代から鋳造を始め、恵恭王7年(771年)になって完成したものをいう。制作には何度となく失敗しており、溶けた銅の中に少女を生贄として投げ込んでようやく鋳造に成功し、鐘を撞くと「エミレ(お母さん)!」と叫んでいるように聞こえたとの言い伝えからエミレの鐘の愛称がある。東洋における最大規模の梵鐘であり、高さ333センチメートル、口径227センチメートル、重さ25トンに及ぶ。大韓民国指定国宝第29号に指定されており、国立慶州博物館の野外庭園に展示されている。
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