エピローグ - 平成二十九年八月 -
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 23:53 UTC 版)
「阪堺電車177号の追憶」の記事における「エピローグ - 平成二十九年八月 -」の解説
2017年(平成29年)8月、車体がクレーンで持ち上げられて台車から分離されてトレーラーの荷台に降ろされた177号は、(これで、ええんや)とこの旅立ちに満足する。その脳裏に85年間の出来事が順に去来し、目を閉じる。しかし、周囲の賑やかさに再び目を開けた177号は、目の前がどう見ても街中のレストランで、一番近いテーブルでビールのグラスを掲げて乾杯の仕草をしている老人を見て、(ありゃ? この爺さん、よう知っとるで…)と思った。老人は、かつてのアベノ食堂の調理師の榎本章一で、その傍には奈津子と典郎もいた。
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