ウンデット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 05:01 UTC 版)
ペサパッロならではのルールとしてウンデットというものがある。野球と同様、フライをノーバウンドで野手が捕球した場合は走者は野手が打球に触れるまで進塁を試みることが出来ない。この場合に限り走者は離塁しても野手が捕球をするまでは帰塁が認められるが、野手の捕球までに帰塁が出来なかった場合は走者としての権利を失ってしまう(この状態をウンデットという)。ただし即アウトというわけではなく、次の塁にアウトにされることなく到達できれば、アウトカウントを増やすことなく走者の権利を失うだけで済む。このルールのため、攻撃側は強気にヒットエンドランを仕掛けることができ、また、足の遅い走者をアウトカウントを増やすことなく取り除いて次の攻撃に備えることができる。 ところで、例えば走者1,2塁のときに1塁走者がウンデットになったとしても2塁走者に進塁義務はないが、ウンデットにならなかったら1塁走者が離塁してしまっているため2塁走者にも進塁義務が発生する。そのため守備側は攻撃側のウンデット狙いの意図を読んで、わざとフライを捕球せずウンデット狙いの走者を生かして、その前にいる走者のフォースアウトを狙うなどの戦略を立てることもある。 また、ウンデットが続いて、得点が1点も入ることなく打者が1巡してしまった場合は、アウトカウントにかかわらずチェンジとなる。
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