ウスバスミレとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 16:23 UTC 版)
「チシマウスバスミレ」の記事における「ウスバスミレとの違い」の解説
本種は、スミレ属ウスバスミレ節 Sect. Plagiostiostigmaで近縁のウスバスミレ Viola blandiformis Nakaiによく似る。シノニムのとおり、ウスバスミレを基本種とする変種とされたこともあるが、現在は独立種とされている。 本種は別名のケウスバスミレのとおり、葉の縁や表面に毛があり、ときに裏面にも生えることがあるが、ウスバスミレの葉には両面ともに毛が生えない。また、本種の鋸歯はやや粗い低平な鋸歯となるが、ウスバスミレは鋸歯の上下が重なりあう。さらに生育地としては、本種は、亜寒帯から冷温帯のミズゴケ湿地であるが、ウスバスミレは、亜高山帯針葉樹林の林下の湿ったコケむす場所と生育環境が異なる。
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