ウアス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 14:25 UTC 版)
ウアス翻字:wAs ヒエログリフで表示 支配・統治の象徴である。杖の頭の部分にセト神の顔が表されることがあり、神権をも象徴していた。この杖は先が二股に分かれているが、その原因として、ヘビよけの杖の名残ではないかという説がある。二股の部分でヘビの頭を押さえると、胴は杖に巻き付くため容易に捕まえることができるのである。古代エジプト人にとって、ヘビはアペプに象徴されるように太陽神の航行や来世への旅を邪魔する魔物の象徴であり、それを退治する道具であるウアス杖は王や神の守護の象徴とされていたようである。
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