イアン・スチュワート_(陸上選手)とは? わかりやすく解説

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イアン・スチュワート (陸上選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/13 05:26 UTC 版)

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獲得メダル
イギリス
陸上競技
オリンピック
1972 ミュンヘン 男子 5000 m
ヨーロッパ陸上選手権
1969 アテネ 男子 5000m

イアン・スチュワート(Ian Stewart、1949年1月15日 - )は、イギリスの陸上競技選手。1972年ミュンヘンオリンピックの銅メダリストである。

経歴

スチュワートは、15歳のとき、地元のクラブに入り陸上を始めた。最初はクロスカントリーの選手として活躍。1968年の英国のジュニアチャンピオンに輝くと、同年夏には、トラックで3000mと5000mで5つのヨーロッパジュニア記録を樹立する。

スチュワートは、翌1969年、ヨーロッパ室内選手権の3000mを制すると、夏のヨーロッパ選手権の5000mでも優勝。さらに翌年、エジンバラで開催されたコモンウェルスゲームズの5000mでは、13分22秒8のヨーロッパ新記録で、ケニアキプチョゲ・ケイノオーストラリアロン・クラークら強豪を下し優勝。世界のトップ選手としてみなされてゆくようになる。

スチュワートは、1971年、故障のためほとんど走ることができなかったが、1972年ミュンヘンオリンピックでは復帰し、5000mに出場。レースは混戦のハイペースで、5位までがオリンピック新記録を更新するレースとなり、フィンランドラッセ・ビレンチュニジアモハメド・ガムーディに次いで3位でゴールし銅メダルを手にした。ビレンとの差は1秒2、ガムーディとの差も0秒2と僅差であった。

スチュワートは、1974年、1月に開催されたコモンウェルスゲームズでは、5000m、10000mに出場したが、満足いく結果を残すことはできなかった。この年の夏には自転車競技に挑戦している。しかし翌年には陸上に復帰。ポーランドカトヴィツェで開催されたヨーロッパ室内選手権の3000mで優勝。1週間後、モロッコラバトで開催された世界クロスカントリー選手権でも優勝を果たす。

スチュワートは、1976年モントリオールオリンピックに出場を果たす。5000mに出場するが金メダルのビレンから約3秒遅れの7位に終わっている。スチュワートは、翌1977年、ロードレースの10マイルで45分13秒の世界最高記録をマークしている。

自己ベスト

  • 1500m - 3分39秒12 (1969年)
  • 1マイル - 3分57秒3 (1969年)
  • 3000m - 7分46秒83 (1976年)
  • 5000m - 13分22秒8 (1970年)
  • 10000m - 27分43秒03 (1977年)

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
1969 ヨーロッパ室内陸上選手権 ベオグラード(ユーゴスラビア) 3000m 1位 7分55秒4
1969 ヨーロッパ陸上選手権 アテネ(ギリシャ) 5000m 1位 13分44秒8
1970 コモンウェルスゲームズ エジンバラ(スコットランド) 5000m 1位 13分22秒85
1972 オリンピック ミュンヘン(西ドイツ) 5000m 3位 13分27秒61
1974 コモンウェルスゲームズ クライストチャーチ(ニュージーランド) 5000m 5位 13分40秒32
1974 コモンウェルスゲームズ クライストチャーチ(ニュージーランド) 10000m 6位 28分17秒2
1975 ヨーロッパ室内陸上選手権 カトヴィツェ(ポーランド) 3000m 1位 7分58秒6
1976 オリンピック モントリオール(カナダ) 5000m 7位 13分27秒65

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