アーヴル系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 08:04 UTC 版)
クロイ=アーヴル家はクロイ=アールスコート家から出た分家で、フィリップ2世・ド・クロイとその2番目の妻アンヌ・ド・ロレーヌの息子で、1594年にスペイン領ネーデルラントのアーヴル侯爵に叙せられたシャルル・フィリップ・ド・クロイ(1549年 - 1613年)を始祖とする。その息子シャルル・アレクサンドル・ド・クロイ(1581年 - 1624年)は従兄シャルル3世よりクロイ公爵位を相続した。クロイ=アーヴル家の男系は1684年、シャルル・アレクサンドルの甥エルネスト・ボジスロー・ド・クロイ(1620年 - 1684年)の死により断絶し、クロイ=ルー家がクロイ公爵の地位を受け継いだ。しかしアーヴル侯爵位はシャルル・アレクサンドルの一人娘マリー・クレール・ド・クロイ(1605年 - 1664年)に引き継がれており、彼女はクロイ=ソルル家の男性との結婚によって、クロイ=アーヴル家の家名を存続させた。マリー・クレールは1627年にスペイン王フェリペ3世によりアーヴル公爵に昇叙された。しかしこの家系も1839年には断絶した。
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