アン・シャーリー_(アニメ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アン・シャーリー_(アニメ)の意味・解説 

アン・シャーリー (アニメ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 14:22 UTC 版)

赤毛のアン > アン・シャーリー (アニメ)
アン・シャーリー

アニメ
原作
監督 川又浩
シリーズ構成 高橋ナツコ
キャラクターデザイン 土屋堅一
音楽 大島ミチル
アニメーション制作 アンサー・スタジオ
製作 アン・シャーリー製作委員会
放送局 NHK Eテレ
放送期間 2025年4月5日 -
話数 全24話予定[1]
漫画
原作・原案など
  • モンゴメリ著・村岡花子訳
  • 「赤毛のアン」シリーズ(原作)
  • アニメーションシリーズ
  • 「アン・シャーリー」(構成)
作画 星窪朱子
出版社 KADOKAWA
掲載誌 B's-LOG COMIC
発表号 Vol.144 - 連載中
発表期間 2025年1月5日[2] -
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ漫画
ポータル アニメ漫画

アン・シャーリー』(: Anne Shirley)は、L・M・モンゴメリによる長編小説『赤毛のアン』を原作としたアンサー・スタジオ制作による日本テレビアニメ作品。2025年4月5日よりNHK Eテレにて放送中[3]

1979年に放送された世界名作劇場赤毛のアン』から始まり、赤毛のアンを原作としたテレビアニメ作品としては『こんにちは アン 〜Before Green Gables』以来となる本作は、老兄妹のマリラとマシュウに引き取られた孤児のアンが少女から女性へと成長していく過程を「アンとマリラ、マシュウという新しい家族の絆」「アンとダイアナの友情」「アンとギルバートのロマンス」の3つの柱から物語を描いていく[3]

作品のキャッチコピーは「“想像すること、とめられない。”「赤毛のアン」を知る人も、知らない人も、すべての人たちへ。」[4]

あらすじ

プリンス・エドワード島に位置するグリーン・ゲイブルズに、孤児である11歳の少女アン・シャーリーが引き取られる。本来、老兄妹であるマシュウ・カスバートとマリラ・カスバートは、男児を望んでいたが、手違いによりアンが送られてきた。兄のマシュウはアンを家に迎えることを望み、当初は孤児院へ返す意向であったマリラも、アンの境遇を知り、引き取ることを決める。アンはグリーン・ゲイブルズでの生活の中で、学業上の競争相手となるギルバート・ブライスや、生涯の友人となるダイアナ・バーリーと出会う。また、クラスメイトや教師、地域住民との交流を経て、多くの経験を積みながら成長していく。少女アン・シャーリーが、ひとりの女性として成熟していく過程が描かれる。

登場人物

アン・シャーリー
声 - 井上ほの花[5]
本作の主人公。
マリラ・カスバート
声 - 中村綾[5]
マシュウ・カスバート
声 - 松本保典[5]
ギルバート・ブライス
声 - 宮瀬尚也[5]
ダイアナ・バーリー
声 - 宮本侑芽[5]
J.A.ハリソン
声 - 太田光[6]
レイチェル・リンド
声 - 斉藤貴美子
ルビー・ギリス
声 - 雨宮天
ジェーン・アンドリュース
声 - 菊池紗矢香
ジョシー・パイ
声 - 笹森亜希
スペンサー夫人
声 - 中村千絵
フローラ・ジェーン
声 - 千本木彩花
ブリュエット夫人
声 - 田村聖子
エリザ・バーリー
声 - 前田玲奈
ベル牧師
声 - 辻井健吾
メアリー・ベル
声 - 仁見紗綾
テディ・フィリップス
声 - 丹沢晃之
ジミー・グロヴァ
声 - 石毛翔弥
チャーリー・スローン
声 - 沢城千春
キャリー・スローン
声 - 中野さいま
ミニー・メイ・マクファーソン
声 - 西川知奈美
ムーディー・スパージョン・マクファーソン
声 - 虎島貴明
エラ・メイ・マクファーソン
声 - 橘杏咲
ミュリエル・ステイシー
声 - 折笠富美子
アラン夫人
声 - 氷上恭子
ウィリアム・バーリー
声 - 丹沢晃之
フレッド・ライト
声 - 竹内一希まんじゅう大帝国
ジュラルダイン
声 - 仁見紗綾
バートラム
声 - 虎島貴明
ハリー・ウィルソン
声 - 安藤ななこ
サム・ボールダー
声 - 仁見紗綾
アリス・ベル
声 - 中野さいま
マーティン・アンドリュース
声 - 石毛翔也
ルイス・アンドリュース
声 - 浦和希
エバンス夫人
声 - 喜代原まり
プリシラ・グラント
声 - 本泉莉奈
ステラ・メイナード
声 - 高森奈津美

スタッフ

製作

監督を務めるアンサー・スタジオの川又浩は、本作のアニメ化決定時の心情として「最初お話を伺った時は率直に驚いた」と述べており、「私自身も好きなタイトルなのでとても嬉しかったのですが、世界中の方々に愛されている作品ですので、楽しみや喜びよりもプレッシャーが大きかったのが正直な感想です。」と語っている[1]

本作のアニメ化における表現に関して、川又は「過去にアニメや実写、舞台など多くの作品がありますから人それぞれのアン・シャーリー像があると思います。今回はそのイメージにとらわれずもう一度原作と向き合い、自分なりの解釈でアンを表現してみました。」と語っている[1]

本作のキャラクターに込めた思いとして、キャラクターデザインを務めるアンサー・スタジオの土屋堅一は以下のように語っている。

今回デザインをするにあたり、原作や資料等色々見ましたが、一番見返したのはその時すでにあった監督の1話ラフコンテです。とても表情豊かなキャラクターがそこにはいて、それらを表現するためにはどういうデザインにしたら良いか考えました。各キャラクターの個性をだしつつも、生き生きとしたキャラクターになるよう、監督のイメージしている世界観に近づけられるようにデザインをしていきました。また、アニメーターの皆さんにも楽しんで表現していただけるようなキャラクターになればと思いデザインしました[1]

主題歌

「予感」[7]
とたによるオープニングテーマ。作詞・作曲はとた。編曲は出羽良彰。
「heart」[9]
Laura day romanceによるエンディングテーマ。作詞・作曲は鈴木迅。

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 初放送日
第一話 世界って、とてもおもしろいところね 高橋ナツコ 川又浩 川又浩
  • 渡辺裕二
  • 斎藤直子
2025年
4月5日
第二話 あたし、きれいなものが好き 山内東生雄
  • 斎藤直子
  • さとう沙名栄
  • 日下岳史
  • 金野賢
  • 柴田知波
  • 宮本武史
4月12日
第三話 何かを楽しみにして待つということが、
その嬉しいことの半分に当たるのよ
平見瞠 戸川順一 杉山正樹 渡辺裕二 4月19日
第四話 こんなおもしろい世界で、
いつまでも悲しんじゃいられないわ
リンリン 奥村よしあき 又野弘道
  • 山﨑展義
  • 地崎剛
  • 松本勝次
4月26日
第五話 ものごとの明るいほうを考えましょう 高橋ナツコ 上原秀明 粟井重紀
  • 桜井木ノ実
  • 李芸真
  • 山本まゆみ
  • ギモン
  • 増毛七村
  • 飯飼一幸
  • トランホアン
  • ヴィヴァン
  • 杜衛峰
  • 魏旭龍
  • 谢鑫
5月3日
第六話 赤毛くらい、
いやなものはないと思っていたの
平見瞠 三浦陽 佐野真司 斎藤直子 5月10日
第七話 失敗ばかりしてきたけど、
一つするたびに自分の悪い部分が直っていくの
リンリン 川又浩 杉山正樹 渡辺裕二 5月17日
第八話 あたしは、自分の他、誰にもなりたくないの 高橋ナツコ 大原実 細田雅弘
5月24日
第九話 一生懸命にやって勝つことの次にいいのは、
一生懸命やって負けることなのよ
リンリン 川又浩 佐野真司
  • 桜井木ノ実
  • 李芸真
  • 高橋昌大
  • 増毛七村
  • 飯飼一幸
  • 廖雪宇
  • 陳亮
  • 李良鵬
  • 千影
  • チャンホアン
5月31日
第十話 曲がり角をまがった先に何があるかは、わからない
でも、きっと一番良いものに違いないの
高橋ナツコ 戸川順一 斎藤直子 6月7日
第十一話 あたしは人生を美しいものにしたいの 平見瞠 大原実 粟井重紀
  • 桜井木ノ実
  • 李芸真
  • 山本まゆみ
  • 工藤昌大
  • 南伸一郎
  • 花輪美幸
  • 飯飼一幸
  • トランホアン
  • ヴィヴァン
  • 無錫星月影視動画制作有限公司
  • キキシン動画有限公司
6月14日
第十二話 あたしたちは自分を必要としてくれる人を
好きになるんじゃないかしら
リンリン ワタナベシンイチ 杉山正樹 渡辺裕二 6月21日
第十三話 素晴らしいことが起こると思うと、
あたし想像の翼に乗って飛び上がるの
加藤顕
6月28日
第十四話 本物の王子様が、
本物のお姫様に会いに来るのに、
遅すぎることはありませんわ
平見瞠 中島深 杉山正樹
  • 斎藤直子
  • さとう沙名栄
  • 丸山千絵
7月5日
第十五話 世界の果てにいても、飛んでいくわ 高橋ナツコ 大原実
  • 吾妻たかあき
  • 新子太一
  • 鎖鎖
  • 周玄
  • 蔣杭岑
  • 李欣然
  • 李文婧
  • 崔芝蘭
  • 宁贞嘉
  • 王昱凯
  • 武釗
  • 魏周笑
  • 郭余楽
7月12日
第十六話 知りたいとも思わない。
分からない方が素敵だから
リンリン 三浦陽 佐野真司 渡辺裕二 7月19日

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[10]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [11] 備考
2025年4月5日 - 土曜 18:25 - 18:50 NHK Eテレ 日本全域 字幕放送[12] / リピート放送あり
日本国内 インターネット / 配信期間および配信時間[10]
配信開始日 配信時間 配信サイト
2025年4月5日 初回終了3時間後 更新
2025年4月8日 火曜 0:00(月曜深夜)以降更新

漫画

B's-LOG COMIC』(KADOKAWA)Vol.144より、モンゴメリ著・村岡花子訳『赤毛のアン』シリーズを原作とし、アニメーションシリーズ『アン・シャーリー』を構成とした、星窪朱子によるコミカライズが2025年1月5日より連載中[2]

脚注

注釈

  1. ^ NHKEテレ放送版では、中山佳子、木曽由香里、金野沙矢香がプロデューサーとしてクレジットされている。
  2. ^ FCCフジテレビジョン、アンサー・スタジオ、フジパシフィックミュージック

出典

  1. ^ a b c d e f g h "赤毛のアン"役は井上ほの花 アニメ「アン・シャーリー」監督は川又浩」『コミックナタリー』ナターシャ、2025年1月23日。2025年1月25日閲覧。
  2. ^ a b ビーズログコミックス [@comibi] (27 December 2024). “🌟新連載のお知らせ🌟”. X(旧Twitter)より2025年4月4日閲覧.
  3. ^ a b 「赤毛のアン」が来年EテレでTVアニメ化、少女から女性になる過程を3本の柱で描く」『コミックナタリー』ナターシャ、2024年11月20日。2025年1月25日閲覧。
  4. ^ a b 不朽の名作「赤毛のアン」のアニメ化決定!!アニメーションシリーズ『アン・シャーリー』NHK Eテレで2025年4月放送開始(予定)!!アニメーション制作はアンサー・スタジオ!』(プレスリリース)株式会社フジクリエイティブコーポレーション、2024年11月20日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000144638.html2025年4月7日閲覧 
  5. ^ a b c d e アニメーションシリーズ『アン・シャーリー』アン・シャーリー役に 井上ほの花 が決定!主要キャラクターのキャスト・主要スタッフも発表!!各コメントも解禁へ」『アニメ「アン・シャーリー」』2025年1月23日。2025年1月25日閲覧。
  6. ^ a b c d e f 太田光『赤毛のアン』新作アニメ出演決定 原作ファン公言で変わり者のおじさん役”. ORICON NEWS. oricon ME (2025年2月7日). 2025年2月16日閲覧。
  7. ^ a b とた、アニメ『アン・シャーリー』OPテーマ「予感」書き下ろし”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2025年3月9日). 2025年3月15日閲覧。
  8. ^ Staff&Cast”. アニメ「アン・シャーリー」. 2025年4月20日閲覧。
  9. ^ Laura day romanceがアニメ「アン・シャーリー」EDテーマ担当、明日からさっそく配信”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2025年3月25日). 2025年4月12日閲覧。
  10. ^ a b On Air”. アニメ「アン・シャーリー」. 2025年5月18日閲覧。
  11. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  12. ^ NHK番組表”. NHK. 2025年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月18日閲覧。

外部リンク

NHK Eテレ 土曜 18:25 - 18:50
前番組 番組名 次番組
科学×冒険サバイバル!
(第1シーズン)
アン・シャーリー
-



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  アン・シャーリー_(アニメ)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アン・シャーリー_(アニメ)」の関連用語

アン・シャーリー_(アニメ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アン・シャーリー_(アニメ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアン・シャーリー (アニメ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS