アンテーノールの妻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/16 08:22 UTC 版)
このテアーノーは、トラーキアの王キッセウスとテーレクレイアの娘で、トロイアの老臣アンテーノールの妻である。アルケロコス、アカマース、ヘリカーオーン、ラーオドコス、ポリュボス、アゲーノール、イーピダマース、コオーン、ラーオダマース 、デーモレオーン、エウリュマコス、グラウコス、メドーン、テルシロコス、ヒッポロコス、娘クリノーの母。またアンテーノールの妾の子ペーダイオスを自分の子と等しく育てた。 テアーノーはイーリオスのアテーナー神殿の女神官で、『イーリアス』の2日目にディオメーデースが活躍したときには、アテーナーにディオメーデースを退けてくれるように祈願した。またアマゾーンの女王ペンテシレイアがトロイアのために戦ったとき、アンティマコスの娘ティーシポネーがトロイアの女たちを扇動してともにギリシア軍と戦わせようとしたが、テアーノーは女たちを説得して思いとどまらせた。 後世の伝承では、アンテーノールに脅されて、パラディオンをギリシア軍に引き渡すことに同意したとされる。
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