アンティオペーと西洋絵画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/04 22:19 UTC 版)
「アンティオペー」の記事における「アンティオペーと西洋絵画」の解説
アンティオペーは西洋絵画では人気のあった題材で、オウィディウスの『変身物語』にもとづいて、サテュロスに変身したユーピテル(ゼウス)とともに描かれた。これらの作品は『ユピテルとアンティオペ』と呼ばれ、特にコレッジョの作品が有名である。しかしコレッジョを含むいくつかの作品について、別の主題(ウェヌス、あるいはニュムペー)を描いたものではないかという疑いが持たれている。それらの作品ではアンティオペーは眠った姿で描かれているが、現存する文献からはユーピテルがアンティオペーのところにやって来たときに、彼女が眠っていたとする伝承は確認できない。さらにユーピテルの象徴であるワシが描かれていないことが問題を難しくしている。そこで解説書ではどちらの題名も述べられていることが多い。
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