アンオブタニウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/14 06:40 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動アンオブタニウム(英語:Unobtainium)とは、フィクション、思考実験、工学で用いられる架空素材、非常に希少、または不可能を可能にする材料として引き合いに出される。その性質はフィクションや望む物によって異なる。この物質の概念は皮肉、あるいはユーモアのネタにも使われる。
この言葉は、un(否定)obtainable(入手できる)~ium(金属元素名の接尾語)から来ている。ウンウンオクチウム(Un un oct ium)のように、IUPAC元素の系統名の名づけに似た形式になるよう最初にUnが来ている。べつの綴りで中間のiを抜いたunobtaniumという言葉も使われるが、チタン(ti tanium)に引っ掛けた言葉である。
似たような概念物質
handwavium(Handwaving:大げさな言葉や仕草で誤魔化す)、buzzwordium(バズワード)のほかimpossibrium、hardtofindium、 flangiumなども用いられる。マービン・ザ・マーシャンのEludium Q-36は、eluded(すり抜ける、理解できない)から派生させた言葉である。
工学的に使われた例:wishalloy(望まれる合金)[1]
外部リンク
- World Wide Words — Unobtanium
- Going Up? Private Group Begins Work on Space Elevator
- Unobtanium Cryptocurrency Official Webpage
関連項目
参考文献
- ^ Heppenheimer, Thomas A.. “NASA SP-4221: The Space Shuttle Decision – NASA's Search for a Reusable Space Vehicle”. 2014年4月14日閲覧。 Chapter 8
アンオブタニウム
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「アバター (2009年の映画)」の記事における「アンオブタニウム」の解説
パンドラに存在する超伝導物質。地殻中のアンオブタニウムが作り出す強力な磁場により、巨岩が天空に浮いている「ハレルヤ・マウンテン」や磁力線に沿って岩がアーチ状になっている「ストーン・アーチ」などの特異な地形が見られる。オマティカヤ族が住居としている巨木「ホーム・ツリー」の地下にアンオブタニウムの鉱脈が存在する事が人間との争いの発端となっている。地球では1kgあたり2000万ドルで取引される。
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