アラナミキンクロとは? わかりやすく解説

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荒波金黒

読み方:アラナミキンクロ(aranamikinkuro)

ガンカモ科渡り鳥

学名 Melanitta perspicillata


アラナミキンクロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 23:35 UTC 版)

アラナミキンクロ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: クロガモ属 Melanitta
: アラナミキンクロ
M. perspicillata
学名
Melanitta perspicillata
和名
アラナミキンクロ
英名
Surf Scoter

アラナミキンクロ(荒波金黒、学名:Melanitta perspicillata)は、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種である。

分布

旧北区新北区に生息する。繁殖地は、カナダアラスカ。冬期にはカムチャツカ半島アリューシャン列島からアメリカ西海岸、東海岸に渡る。日本では、冬期まれな冬鳥として本州中部以北の海上に飛来する。観察例のほとんどが、1~2羽である。

形態

全長はオスで約50~56cm。オスは全身が濃い黒で、額の大きな角斑と後頭部の大きな白色の三角が特徴的。嘴に黄色、橙色、黒色、白色の4色の模様がある。メスは全体に黒褐色で、眼先と耳羽、後頸に白斑がある。嘴は灰褐色。

生態

繁殖期には淡水湖沼とその周辺に生息する。非繁殖期は、海岸や海上で群れを形成して生活する。時には海岸近くの池や沼に入ることもある。

食性は動物食で、潜水して貝類や甲殻類を捕食する。

繁殖形態は卵生。繁殖期は6月から7月で、淡水湖沼の小島や茂みを選び営巣する。1回5-7個の卵を産み、抱卵日数は27-28日である。

「アーアーアー」と鳴く。

参考文献

  • 桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版、2000年、143頁
  • 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年
  • 『世界の動物|分類と飼育 ガンカモ目』、財団法人東京動物園協会、1980年、79-80頁

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