アポロニウスの円とは? わかりやすく解説

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アポロニウス‐の‐えん〔‐ヱン〕【アポロニウスの円】

読み方:あぽろにうすのえん

定点からの距離の比が1ではない一定値である点の軌跡がつくる円。古代ギリシャ数学者アポロニウスよる。

アポロニウスの円の画像

アポロニウスの円

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 16:23 UTC 版)

アポロニウスの円。AP:BPが一定になるようにPを動かすと軌跡は円を描く。

アポロニウスの円(アポロニウスのえん)は、2定点A・Bをとり、点PをAP:BPが一定となるように(但しAP≠BP)したときの点Pの軌跡である。ペルガのアポロニウスの名前を残すが、起源はより古いと思われる。例えば、既にアリストテレス気象論』第三巻で虹の形状を論じるのに用いられている。

証明

初等幾何による証明

点PをAP:BPが一定となるようにしたときの点Pの軌跡のうち、線分ABの上の点をQ、ABの延長線上の点をRとすると、

AQ:QB=AP:PB
AR:RB=AP:PB

内角と外角の二等分線の関係の逆より、PQとPRはそれぞれ∠APBの内角と外角の二等分線である。 よって、∠QPR=90° ゆえに、点Pの軌跡は線分QRを直径とする円である。

ベクトルによる証明(1)

m, n を互いに異なる正の実数とする。線分ABを mn に内分する点を Q、外分する点をRとすると、



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