アポロニウスの定理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/18 09:54 UTC 版)
スチュワートの定理の特殊な場合として、あるいはベクトルを用いて証明することができる。以下の証明は余弦定理を用いたものである[1]。
任意の三角形の三辺の長さをとして、の中線の長さをとする。また、中線に二分された線分の長さをとする(はの半分)。
さらに、とによる角の大きさをととし、はの対角、はの対角とする。すなわち、はの補角であり、 となる。
このとき、余弦定理より、
第一式と第三式の辺々を加えると
以上より、定理が証明された。
脚注
- ^ Godfrey, Charles; Siddons, Arthur Warry (1908). Modern Geometry. University Press. p. 20
外部リンク
- Apollonius Theorem - PlanetMath.(英語)
- David B. Surowski: Advanced High-School Mathematics. p. 27