アブソリュート形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 09:18 UTC 版)
「ロータリエンコーダ」の記事における「アブソリュート形」の解説
アブソリュートエンコーダとも言う。 格子円盤のスリットに各位置ごとで異なる符号を割り当てたもの。絶対的な角度位置を出力することができる。その時点時点で角度は経過に関係なく出力されるのでノイズに強いが、分解能を高めるためには桁数(信号線本数)を増やさなければならない。 各位置に与える符号のコード方式はBCDコードとグレイコードがある。BCDでは一般に隣の符号に変化する際に複数のビットが変化するが、この際1つのビットだけが変化したところで読み込むと大きく離れた位置の符号になってしまうのに対し、グレイコードでは隣接した符号間で常に1ビットのみ変化するため、隣の符号との間で別の符号を経由することがない。したがって、通常アブソリュート形ロータリエンコーダにはグレイコードが用いられる。
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