アビラによる偶像破壊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/06 22:46 UTC 版)
フランシスコ・デ・アビラ神父がワロチリ地方のサン・ダミアン教区において偶像崇拝の撲滅のため活動したのは、1596年から1608年にかけてであった。1608年8月、アビラはワロチリの人々がキリスト教の祭りにかこつけてパリアカカのための大祭を開こうとしていることを知った。祭りの行われる8月15日に、アビラは住民達に、悪魔崇拝をやめて悔い改めるよう説教した。するとパリアカカは、伺いを立ててきた住民に、アビラの追放もしくは殺害を命じ、かなわなければ疫病と飢饉と霜の害が襲ってくるとした。住民はリマ大司教にアビラの悪行を訴えた。しかし調査のための巡察使が来た時には、訴え出た首長が危篤状態となっており、彼がアビラに関する訴えがでっちあげだったと白状したことから、アビラと巡察使らによる偶像崇拝の調査が始まった。住民達は多くの偶像をアビラに提出し、アビラはこれらを破壊したり焼いたりしたという。
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