フランシスコ・デ・アビラとは? わかりやすく解説

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フランシスコ・デ・アビラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 08:05 UTC 版)

フランシスコ・デ・アビラ(Francisco de Avila、1573年 - 1647年)は、南アメリカで活動した司祭である。

彼は「偶像崇拝撲滅運動家[1]」でありつつも、インディオの儀式と慣習に関しての、彼の時代における最も活動的な調査員の一人であった。

経歴

アビラが自分自身について語るには、捨て子として (quorum parentes ignorantur) 生まれたという。

著作

1608年に、アビラは『ワロチリ、ママ、およびチャクラ地方のインディオたちが、過去および現在においても、信じかつ行い、彼らの魂の大いなる堕落の元になっているところの、もろもろの罪、えせの神々、その他のさまざまなる迷信、邪悪な祭儀に関する記録[3]』(題 "Errors, False Gods, and Other Superstitions of the Indians of the Provinces of Huarochiri, Mama, and Chaclla")を書いた。それについては、まず6つの章だけがあり、そして英語に翻訳された[注釈 1]ことが知られている。それは、ペルーのインディオと彼らの伝承に関する知識についての寄稿である[4]

1611年、アビラはペルー東部のワヌコのインディオについての報告書を書いた。それについて、公にされなかった稿本が現存している。

脚注

注釈

  1. ^ ペルー・インカの神話』198頁の説明によると、1873年にイギリスの著述家クレメンツ・マーカムによる英訳がハクルート協会英語版から出版された。

出典

  1. ^ インカの神話』102頁。
  2. ^ 谷口智子 2000, p. 44頁脚注.
  3. ^ ペルー・インカの神話』198頁。
  4. ^ インカの神話』102頁によると、1608年にアビラの指示によりまとめられた、おそらくは地元の人々の手でケチュア語で書かれた文書は『ワロチリの記録』とされている。

参考文献

関連項目





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