アデホビルピボキシル
【概要】 ラミブジン耐性のB型肝炎ウイルス(HBV)感染症に上乗せ併用で使用されるヌクレオチド系逆転写酵素阻害剤。商品名はヘプセラ(Hepsera)で発売はgsk社。1錠は10mgでアデホビルとして5.45mgを含有。腎障害がある場合は用量調節が必要。休止するとHBVが急速に増殖して肝機能が悪化する可能性がある。
【詳しく】 もともと抗HIV薬として開発されたが、腎障害の発生が多く断念された。HBVに対しては使用量が少なくても有効なので抗HBV薬として認可され、抗HIV薬は誘導体であるテノホビルにとってかわられた。HBVに対する用法ではHIVの抑制効果は劣るため、HIV感染者であることを知らずに本剤を使用すると、テノホビルに耐性のHIVを作ってしまう可能性がある。
《参照》 核酸系逆転写酵素阻害剤、 ヌクレオチド、 B型肝炎、 テノホビル

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