アテーナーの誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 07:20 UTC 版)
「トリートーニス湖」の記事における「アテーナーの誕生」の解説
ギリシア神話においては、女神アテーナーはゼウスとメーティスの娘とされる。しかし、メーティスから生まれる男子は天空の支配者になるとガイアが予言したため、自分の没落を恐れたゼウスはメーティスを飲み込んでしまった。月が満ち、トリートーニス湖のほとりを通りかかったときにゼウスは激しい頭痛に襲われた。ヘーパイストスが斧でゼウスの額を割ると、頭頂部からアテーナーが完全武装した姿で飛び出した。 これが、アテーナーが「トリートゲネイア」と呼称される由来である。 この話はリビュアでは、アテーナーはポセイドーンとトリートーニス湖の娘であったが、父に対して含むところがあってゼウスのもとへ身を寄せ、ゼウスがアテーナーを自分の娘としたと伝えられている。アテーナーの目がポセイドーン同様に青いのはこのためである。 ヘレニズム時代には、湖の神はトリートーン、その娘はパラスとされた。
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