アイ・スタンド・アローン_(アル・クーパーのアルバム)とは? わかりやすく解説

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アイ・スタンド・アローン (アル・クーパーのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/21 03:22 UTC 版)

アイ・スタンド・アローン
アル・クーパースタジオ・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク(#1, #3, #4, #6, #7, #12)[1]
ナッシュビル(#2, #8, #9, #10, #11)[1]
ロサンゼルス(#5)[1]
ジャンル ロック
時間
レーベル コロムビア・レコード
プロデュース アル・クーパー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 54位(アメリカ[2]
アル・クーパー 年表
スーパー・セッション(with マイク・ブルームフィールドスティーヴ・スティルス
(1968年)
アイ・スタンド・アローン
(1969年)
フィルモアの奇蹟(with マイク・ブルームフィールド)
(1969年)
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アイ・スタンド・アローン』(I Stand Alone)は、アメリカ合衆国シンガーソングライター/音楽プロデューサーアル・クーパー1969年に発表した、ソロ名義では初のスタジオ・アルバム

背景

収録曲のうち5曲はカヴァーで、「ワン」はハリー・ニルソンの曲、「カラード・レイン」はトラフィックの曲、ケンタッキーの青い月」はビル・モンローの曲(ただし本作ではエルヴィス・プレスリーのヴァージョンが元になっている)、「トウ・ホールド」はジョニー・テイラーがシングルB面で発表した曲、「ヘイ、ウエスタン・ユニオン・マン」はジェリー・バトラーの1968年のシングル・ヒット曲である[3]。「月面軟着陸」はインストゥルメンタルで、クーパーのハモンドオルガン独奏となっている[1]

「アイ・スタンド・アローン」、「ケンタッキーの青い月」、「トウ・ホールド」、「ライト・ナウ・フォー・ユー」、「ヘイ、ウエスタン・ユニオン・マン」の5曲はナッシュビル録音だが、ザ・ブロッサムズのボーカル・パートはロサンゼルスで録音された[1]

反響・評価

アメリカでは13週Billboard 200入りし、1969年3月15日に最高54位を記録した[2]。Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「様式的には見事なまでに大胆な作品で、喜びに満ちたソウル、スウィング時代まで遡るジャズ、クラシック、ポップ、更にロカビリーまで包括しており、それらを自由奔放に(そして巧みに)混ぜ合わせ、変幻自在の全体像に至っている」と評している[4]

収録曲

特記なき楽曲はアル・クーパー作。

  1. 序曲 - Overture - 4:39
  2. アイ・スタンド・アローン - I Stand Alone - 3:37
  3. カミール - Camille (Al Kooper, Tony Powers) - 2:54
  4. ワン - One (Harry Nilsson) - 2:53
  5. カラード・レイン - Coloured Rain (Steve Winwood, Jim Capaldi, Chris Wood) - 3:01
  6. 月面軟着陸 - Soft Landing on the Moon - 4:01
  7. アイ・キャン・ラヴ・ア・ウーマン - I Can Love a Woman - 3:28
  8. ケンタッキーの青い月 - Blue Moon of Kentucky (Bill Monroe) - 2:14
  9. トウ・ホールド - Toe Hold (Isaac Hayes, David Porter) - 3:53
  10. ライト・ナウ・フォー・ユー - Right Now for You - 2:33
  11. ヘイ、ウエスタン・ユニオン・マン - Hey, Western Union Man (Jerry Butler, Kenny Gamble, Leon Huff) - 3:43
  12. アンボーン・チャイルドに捧げる歌と踊り - Song and Dance for the Unborn, Frightened Child - 4:31

参加ミュージシャン

  • アル・クーパー - ボーカルピアノハモンドオルガンキーボードリズムギター、オンディオライン、アレンジ指揮
  • ジミー・ウィズナー - アレンジ(on #1, #4, #12)、指揮(on #4, #12)
  • チャーリー・カレロ - アレンジ、指揮(on #3, #7)
  • ドン・エリス - アレンジ、指揮(on #5)
  • チャーリー・マッコイ - アレンジ、指揮(on #8)、ベース(on #2, #8, #9, #10, #11)
  • ウェイン・モス - ギター(on #2, #8, #9, #10, #11)
  • ジェリー・ケネディ - ギター(on #2, #8, #9, #10, #11)
  • ビッグ・チャーリー・ダニエルズ - ギター(on #2, #8, #9, #10, #11)
  • ケニー・バトリー - ドラムス(on #2, #9, #10, #11)
  • ザ・ブロッサムズ - バッキング・ボーカル(on #2, #8, #9, #10, #11)
  • ドン・エリス・オーケストラ(on #5)

脚注・出典

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  1. ^ a b c d e CD英文ブックレット内クレジット
  2. ^ a b Al Kooper I Stand Alone Chart History”. Billboard. 2017年10月19日閲覧。
  3. ^ 2013年再発CD (SICP-30067)ライナーノーツ(萩原健太
  4. ^ Eder, Bruce. “I Stand Alone - Al Kooper”. AllMusic. 2017年10月19日閲覧。



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