アイジュロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 10:16 UTC 版)
ワジュロとトウジュロの間には雑種を作ることが可能で、この交雑種はアイジュロ(合い棕櫚)又はワトウジュロ(和唐棕櫚)と呼ばれている。ワジュロとトウジュロが近くに植えられている場所でよく発生するが、鳥が異種の花粉を運ぶことで、近辺に異種が生えていなくてもアイジュロを生じる事も少なくない。 アイジュロはワジュロとトウジュロの中間の性質を示し、多くは葉が垂れるが、ワジュロほど長い垂れを生じない。成長の速度や耐寒性なども変わりがなく、中には一見するとアイジュロとは分からないほど片親に似通った特徴を示すものもいる。 アイジュロを好んで作出する者はいない[要出典]。アイジュロの種(ワジュロとトウジュロの間にできた種)は質が悪く、トウジュロのように葉がコンパクトに収まらないためである。尚、作出する者はいないが、野外採集で採られたアイジュロを栽培する者はいる。
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