ようこう (輸送艦)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/31 07:01 UTC 版)
ようこう | |
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進水式当日の「ようこう」
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基本情報 | |
建造所 | 内海造船瀬戸田工場 |
艦種 | 輸送艦 |
級名 | ようこう型輸送艦 |
所属 | 自衛隊海上輸送群第1海上輸送隊 |
艦歴 | |
起工 | 2024年(令和6年)4月23日[1] |
進水 | 2024年(令和6年)11月28日 |
就役 | 2025年(令和7年)5月30日 |
要目 | |
基準排水量 | 3,500トン |
全長 | 約120m |
最大幅 | 約23m |
吃水 | 約4m |
速力 | 15ノット (17 mph; 28 km/h)以上 |
乗員 | 個艦要員:約40名+地上部隊 |

ようこう(LSV-4101)は、日本の自衛隊に所属するようこう型輸送艦の1番艦[2]。艦名の由来は太陽[3](陽光=ようこう)。
自衛隊の陸海空共同部隊として2025年(令和7年)3月に発足した「自衛隊海上輸送群」に配備された中型輸送艦[3]。
本記事は、本艦の艦歴について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要については「ようこう型輸送艦」を参照されたい。
概要
建造費は54億7,900万円[3]。乗組員の大半を陸上自衛官が担って操艦・運用することになっており[3]、建造に合わせて、操船員として乗り組む陸上自衛官は、海上自衛隊(海自)の施設や艦船を使って訓練を受けた。
進水式も陸上自衛隊が執り行った[2]。進水式では、海上自衛隊でよく使われる行進曲『軍艦』(軍艦マーチ)ではなく、陸上自衛隊の車両行進曲『陽光を背に』が陸自の自衛隊音楽隊によって演奏され、陸自の女性声楽員によって「君が代」が斉唱された。若宮健嗣防衛大臣補佐官が進水式に参加した。
艦歴
2024年(令和6年)4月23日に広島県尾道市にある内海造船株式会社建造工場で起工され[4]、同年11月28日に内海造船瀬戸田工場で実施された命名・進水式において「ようこう」と命名され、進水した[5][6]。
2025年(令和7年)5月30日に就役し、引き渡し式及び自衛艦旗授与式が挙行された[7][8]。配備先は自衛隊海上輸送群第1海上輸送隊。
脚注
出典
- ^ 防衛省 陸上自衛隊 [@JGSDF_pr] (2024年4月26日). "4月23日、内海造船(株)の建造工場において海上輸送部隊の船舶の起工式が執り行われました。". X(旧Twitter)より2025年5月31日閲覧。
- ^ a b “まるでカーフェリー! 新たな自衛艦がデビュー 配備先は自衛隊の「異色の運び屋」まもなく新編へ”. 乗りものニュース (2024年11月28日). 2024年11月28日閲覧。
- ^ a b c d 輸送艦「ようこう」進水式/自衛隊 南西諸島防衛強化へ『毎日新聞』朝刊2024年11月29日(社会面)
- ^ 中国四国防衛局広報誌 Vol. 64
- ^ 中国四国防衛局広報誌 Vol. 67
- ^ “『ようこう』 | 過去の進水式 | 内海造船株式会社 NAIKAI ZOSEN CORPORATION”. www.naikaizosen.co.jp. 2024年11月28日閲覧。
- ^ 防衛省 陸上自衛隊 [@JGSDF_pr] (2025年5月30日). "5月30日、海上自衛隊呉基地において、輸送艦「ようこう」の引渡式及び自衛艦旗授与式を行いました。". X(旧Twitter)より2025年5月30日閲覧。
- ^ “輸送艦「ようこう」就役 数十台の車両やコンテナ搭載可能 新部隊「自衛隊海上輸送群」に所属 広島・呉市”. テレビ新広島 (2025年5月30日). 2025年5月30日閲覧。
外部リンク
- 輸送艦(LSV)「ようこう」命名式・進水式:陸所自衛隊広報チャンネル/YouTube
- ようこう_(輸送艦)のページへのリンク