ゆがけ(「弽」「弓懸」「弓掛け」とも書く)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 00:45 UTC 版)
「弓道」の記事における「ゆがけ(「弽」「弓懸」「弓掛け」とも書く)」の解説
弓を引く際に右手に装着する鹿の革でできた手袋の一種。通す指の本数に応じて三ツ弽、四ツ弽、諸弽(騎射弽)が存在する。現在では親指に木製の角(帽子という)が入っている堅帽子のものが主流。昔は、和帽子(柔帽子)という角の入っていないものが本流であった(角入りでは、馬上で弓を引いたり、刀を握ることが出来ないので都合が悪い。そもそも角が入った理由は、三十三間堂での通し矢で強弓を数多く引けるように改良されたため)。騎射弽は(昔の武士が付けていたものと同じ)角のないものが、四つ弽は堅帽子のみが、三つ弽と諸弽は、先に述べたとおり角の入っていない和帽子・堅帽子のほか、この二つの中間的な角入り帽子という三つの種類の弽が存在する(諸弽は基本的に、小笠原流の人のみが使用する)。左手を保護する押し手弽というものもある。また、「掛け替えのない」の語源であるとの説もあるが、定かではない。
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