みとり饅頭とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > みとり饅頭の意味・解説 

みとり饅頭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 06:00 UTC 版)

みとり饅頭(みとりまんじゅう)は、福岡県上毛町大分県宇佐市といった旧・豊前国郷土料理[1]。みとり豆で餡子を作った饅頭である[1][2]

饅頭の皮を作る際に重曹炭酸ナトリウム)を用いるため、「炭酸まんじゅう」や「ソーダまんじゅう」とも呼ばれる[2]

上毛町はとの二毛作が盛んな土地であり、田植えが全て終わったら、農作業を1日休み、小麦粉でみとり饅頭を作る「さなぼり」と呼んでいる風習があった[1]

みとり豆はササゲの一種であり、秋に収穫される小豆と違って夏のお盆前に収穫できるため「夏小豆」とも呼ばれる[1][2]。夏に採れたみとり豆は、翌年に作るみとり饅頭用に乾燥させて保管される[1]

みとり豆はみとり饅頭以外にも赤飯を炊くのにも使われるが[1]、生産量は少なく、ほとんどが地元で消費されている[2]

出典

  1. ^ a b c d e f g 日本調理科学会「〈福岡県〉みとりまんじゅう」『小麦・いも・豆のおやつ』農山漁村文化協会〈伝え継ぐ日本の家庭料理〉、2019年、42頁。ISBN 978-4540191930 
  2. ^ a b c d e みとり饅頭 福岡県”. うちの郷土料理. 農林水産省. 2024年3月2日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  みとり饅頭のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

みとり饅頭のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



みとり饅頭のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのみとり饅頭 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS