マグサット
【英】: magsat
1979 年 10 月に打ち上げられた地球磁場探査衛星(magnetic field satellite)の名称。 近地点 355km 、遠地点 562km の楕円{だえん}軌道をとった。衛星による観測以前には、注目される磁気異常の規模は観測手段の制限により、数百 m ~数十 km といった程度のものであった。本衛星に先立つ、ソ連の COSMOS 49(1964年)衛星、米国の POGO( 2 号:1965 年、4 号:1967 年、6 号:1969 年)衛星および本衛星の観測などによって数百~数千 km といった規模の地磁気異常が数 nT ~十数 nT の振幅で観測された。中央アフリカ、米国、オーストラリアなどのものが有名である。このようにマグサットは広範囲の大規模磁気異常を観測するのに有力な手段ではあるが、衛星高度(約 400km )での振幅の微弱化により、地球の核で作られる磁場、電離層や磁気圏で作られる磁場との分離を正しく行わなければならない。 |

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