まぎらわしい苞の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 03:18 UTC 版)
オシロイバナ 下の写真で白い花弁のような部分が萼、白い部分の付け根の葉のようなものが苞。本物の花弁は存在しない。 ドクダミ 下の写真で白い花弁のような部分は苞(総苞)。本物の花弁と萼は存在しない。中央の黄色い穂のような部分は花穂。 イグサ 花茎の先端に苞があって、一見では花茎の延長に見える。花序はその側方にでて、苞より短い。似た例はカヤツリグサ科のホタルイなどにも見られる。 サトイモ科 肉穂花序を1枚の総苞片が包み、仏炎苞(英: spathe)と呼ばれる。これが変わった形の花弁に見える。下のミズバショウ(サトイモ科の一種)の写真では、白い部分が仏炎苞である。 タンポポなど(キク科) 花に見えるのは花序(頭状花序)である。花びらのように見えるのはそれぞれが花、それらを包む緑の萼に見えるのは総苞片にあたる。 シュロガヤツリなどでは花茎の先端の苞が発達し、大きく広がる。本当の葉は退化し、光合成は茎と苞で営まれる。 オシロイバナ ドクダミ ミズバショウ シロバナタンポポ
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