ほりきょうあん

デジタル大辞泉

ほり‐きょうあん〔‐キヤウアン〕【堀杏庵】

読み方：ほりきょうあん

［1585〜1643］江戸初期の儒学者。近江(おうみ)の人。名は正意(まさおき)。儒学を藤原惺窩(ふじわらせいか)に学んだ。寛永8年（1631）より尾張藩儒官、のち、幕命で「寛永諸家系図伝」を編纂(へんさん)。

世界宗教用語大事典

ほりきょうあん 【堀杏庵】

江戸前期の儒医。儒を藤原惺窩に学び、林羅山・松永尺五・那波活所と共に藤門の四天王と称された。医は曲直瀬正純に学ぶ。広島藩・尾張藩に仕え法眼。幕命で弘文院に入り『寛永諸家系図伝』の編纂に従事。（一五八五～一六四二）