山中渓温泉
(ほととぎす旅館 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/21 21:02 UTC 版)
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旅館ほととぎす(廃業)
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温泉情報 | |
所在地 |
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座標 | 北緯34度19分32.5秒 東経135度16分10.7秒 / 北緯34.325694度 東経135.269639度座標: 北緯34度19分32.5秒 東経135度16分10.7秒 / 北緯34.325694度 東経135.269639度 |
交通 | 鉄道:JR阪和線山中渓駅から徒歩数分 車:和歌山県道・大阪府道64号和歌山貝塚線 |
泉質 | 単純硫黄泉(硫化水素型)(硫化水素泉) |
泉温(摂氏) | 10 °C |
宿泊施設数 | 無し(全館廃業) |
山中渓温泉(やまなかだにおんせん)は、大阪府阪南市山中渓にある温泉(鉱泉)である。2024年現在、宿泊施設は全て廃業しており一部に廃墟を残すのみとなっている。
泉質
- 単純硫黄泉-硫化水素型(硫化水素泉・冷泉)
温泉街
- 1930年に阪和電鉄(現:JR西日本阪和線)の山中渓駅が開業し、その翌年の1931年7月に温泉旅館「ほととぎす」が開業した[1]。
- 1950年から60年代には「ほととぎす」、「阪和館」、「山中荘」、「元禄」、「つるのや」などの旅館が存在し、「大阪の奥座敷」とも称された[1]。
- 1970年の大阪万博の後、阪和自動車道建設(1974年開通)による立ち退きのため、山中荘が廃業。また、府道拡張工事による用地接収で阪和館が廃業。[1]。
- 1970年代以降、第二阪和国道(現・国道26号)や阪和自動車道の開通、国鉄紀勢本線の複線電化などによって南紀方面への交通網の整備が進み、白浜や勝浦など南紀地域の温泉に宿泊客を次々と奪われていった。
- 正確な時期は不明だが、遅くとも2005年までに全ての旅館が廃業した[2]。
- 「元禄」の跡地は2017年3月8日時点で温泉の湧く売地となっている[3]。
- 2021年8月4日放送のフジテレビ系の番組「世界の何だコレ!?ミステリー」で登坂淳一によって「ほととぎす」でロケが行われた[4]。
- 2025年4月14日に「ほととぎす」で火災が起き、2階部分の一部が焼けた[5]。
アクセス
- 鉄道:JR阪和線山中渓駅から徒歩数分
- 自動車:和歌山県道・大阪府道64号和歌山貝塚線
脚注
- ^ a b c “山中渓温泉”. 阪南市. 2017年11月30日閲覧。
- ^ “泉州豆知識 山中渓”. おかあさんチョット. 2017年11月30日閲覧。
- ^ “物件紹介”. 三陽不動産(兵庫県伊丹市). 2021年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月30日閲覧。
- ^ “登坂淳一アナ、丁寧で流暢な心霊スポットロケに反響 「中毒性がある」”. モデルプレス (2021年8月5日). 2021年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月30日閲覧。
- ^ “「心霊スポット」として知られる大阪の廃旅館で火災 不審火の可能性”. 朝日新聞 (2025年4月14日). 2025年6月22日閲覧。
関連項目
- 温泉、温泉街、外湯、温泉番付
- 日本の温泉地一覧
- 笠置温泉 - 山間部にあり、大阪の奥座敷と呼ばれ、現在はすべての宿泊施設が廃業したという点で共通する。
- 砂川遊園 - 同じく旧阪和電鉄沿線にあった行楽地。
外部リンク
- ケーススタディ-阪南市の観光地開発山中渓・山中宿の観光 ((C)2005;安達清治;大阪明浄大学観光学部教授) - ウェイバックマシン(2016年2月1日アーカイブ分)
固有名詞の分類
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