ふくすいぼんにかえらずとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > ふくすいぼんにかえらずの意味・解説 

覆水盆に返らず

読み方:ふくすいぼんにかえらず

覆水盆に返らずとは、覆水盆に返らずの意味

覆水盆に返らずとは、1度起きてしまったことは2度元に戻らない、という意味のことわざ。覆水盆に返らずの言葉中国故事由来する呂尚という男は本ばかり読んで仕事をせず、妻は呆れて彼の元を去って行ったその後、彼が斉国建国すると元妻一転復縁願い出る呂尚は盆の中に入っていたを床にこぼし、これを元に戻すことができれば復縁すると彼女に告げる。もちろんそれはできず2人復縁することはなかった。

覆水盆に返らずの類語

覆水盆に返らずは、四字熟語では「覆水不返と書く。また、類語には「後悔先に立たず」「時すでに遅し」「後の祭り」などの表現がある。使い方例文としては「大事な書類誤って処分してしまい、覆水盆に返らずである」や「覆水盆に返らずではあるが、あんなことを言って傷つけてしまい後悔している」など、起きてしまったことに対して取り返しがつかない自覚し、それでも深く悔やんでいる、といった状況使われることが多い。深刻で取り戻せない事態を嘆く言葉として使用するのに適したことわざである。

It is no use crying spilt milk」は、「こぼれたミルク嘆いて無駄だ」という意味を持ち英語圏でよく使用されていることわざである。このことわざには「ミルクはまた注げばいいので嘆かなくてもいい」といった前向きな意味合い含まれているため、覆水盆に返らずと似ていても微妙にニュアンス異なる表現である。

覆水(ふくすい)盆(ぼん)に返(かえ)らず

読み方:ふくすいぼんにかえらず

《周の太公望が斉(せい)に封ぜられたとき、離縁して去った妻が復縁求めて来たが、盆のをこぼし、このをもとにもどせたら求め応じようと言って復縁拒絶したという「拾遺記」中の故事から。前漢朱買臣の話として同様の故事見られる

一度別れた夫婦の仲はもとどおりならないことのたとえ。

一度したことは、もはや取り返しがつかないことのたとえ。

「覆水盆に返らず」に似た言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ふくすいぼんにかえらず」の関連用語

1
覆水盆に返らず デジタル大辞泉
94% |||||


ふくすいぼんにかえらずのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ふくすいぼんにかえらずのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館

©2025 GRAS Group, Inc.RSS