びた銭とは? わかりやすく解説

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びた‐ぜに【×鐚銭】

読み方:びたぜに

びたせん」に同じ。

「—壱文も残らぬ身代」〈滑・膝栗毛発端


びた‐せん【×鐚銭】

読み方:びたせん

表面文字磨滅した、質の粗悪な銭貨びたぜに。びた。

室町中期から江戸初期にかけて私鋳された、永楽銭以外の粗悪な銭。

江戸時代寛永通宝一文銭鉄銭の称。


撰銭

(びた銭 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 07:58 UTC 版)

撰銭(えりぜに、えりせん、せんせん)とは、日本の中世後期において、支払決済の際に、劣悪な銭貨(鐚銭・悪銭とも)を忌避・排除したことをいう。


  1. ^ 続日本紀』。
  2. ^ 桜井英治『銭貨のダイナミズム-中世から近世へ-』(鈴木公雄編『貨幣の地域史』岩波書店 2007年所収)
  3. ^ 本多博之「統一政権の誕生と貨幣」および安国良一「貨幣の地域性と近世的統合」(鈴木公雄編『貨幣の地域史』岩波書店、2007年 第5章・第6章所収)
  4. ^ 黒田明伸「東アジア貨幣史の中の中世後期日本」(鈴木公雄 編『貨幣の地域史』岩波書店、2007年所収)
  5. ^ 本多博之『戦国織豊期の貨幣と石高制』(吉川弘文館、2006年)序論部分
  6. ^ 高木久史『日本中世貨幣史論』(校倉書房、2010年)P133-142


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