ひだまりスケッチとは? わかりやすく解説

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ひだまりスケッチ

(ひだスケ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/15 03:59 UTC 版)

ひだまりスケッチ』(Hidamari Sketch)は、蒼樹うめによる日本4コマ漫画芳文社の月刊4コマ漫画雑誌『まんがタイムきららキャラット』で2004年4月号から連載されている。2021年4月現在、コミックス(単行本)は第10巻まで発売されている。略称は「ひだまり」「ひだスケ」。


注釈

  1. ^ なお本作は、『まんがタイムきららキャラット』連載作品としては初めてアニメ化された作品である。
  2. ^ 蒼樹はアニメDVD第1期第2巻のオーディオコメンタリーで「主要登場人物のフルネームは設定しておらず、今後新たに設定するつもりもない」と語っている。
  3. ^ アニメ第3期のオープニングの冒頭では各キャラと共にシンボルマークが明示されている。
  4. ^ ただし、電車内で自分より年下の、自分より背の高い子に出会って驚いたことがあるなど、自分が「(周りの面々に比べて)どのくらい低いのか」は把握していない(もしくは考えないようにしている)一面をうかがわせる場面がある。
  5. ^ アニメでは一時的に髪留めの×が点滅したり、色が変わったり、×が違う形(○、△、◇など)になるなどの演出がある。また、シンボルマークの×の中心に小さく「っち」と書かれる場合や、第2期以降はシンボルマークの右下に、小さくそのシーズンのタイトルが書かれることがある。
  6. ^ ただし、原作(特に初期)の宮子は髪留めをつけていても「ゆの」と呼ぶ場合も多い。また、原作2巻では髪留めをつけた宮子に対しゆのが「みやっち!?」と呼んでいる。
  7. ^ 入浴するときにはアヒルのおもちゃを浮かべており、アニメ第2期第1話で荷解きで真っ先に荷物から取り出すほどのお気に入り。第1期第10話と第4期第2話でみんなで銭湯に行った際や、第3期第10話で201号室のカギを紛失し、最後に202号室にもう一泊した際にも持参している。
  8. ^ 目玉焼きはサニーサイドアップしか認めないなど。
  9. ^ 授業中でもウトウトしてしまう場面が多く、木炭デッサン授業の時はウトウトしてしまった結果、自分が描いていたデッサンに顔を突っ込んでしまい、顔が黒ずんでしまった(宮子も同じミスをした)。また、ゆの役の阿澄佳奈もアニメDVD第1期第3巻での声優インタビューで、自身とゆのの共通点に「よく眠くなるところ」を挙げている。
  10. ^ アニメ第2期第7話では「実家ではそれほど料理は作ってなかった」と語っている。一方、第2期第1話では初対面の宮子に引っ越しそばをせがまれ、一からそばを打って振る舞っている。
  11. ^ インターネットの光ファイバー通信を意味して乃莉が発言した“ひかり”という単語を、新幹線のひかりを指していると勘違いしてしまう場面がある。また周囲にも周知の事実のようで、パソコンも持っていないのにデジカメを買った際にはなずなに「乃莉の家に通う気満々」と推理されている。
  12. ^ アニメ第1期第4話のカラオケと第2期第5話の銭湯、第2期第11話の学校屋上で「夢グライダー」という曲を調子っぱずれな音程で歌うという場面がある(カラオケではゆのが歌い終えた直後にこれを宮子がマネして歌うという一幕も。ただ、この宮子の歌は「何か変」と認識している)。ただし、キャラクターソングとしては普通に「夢グライダー」を歌っているバージョンもある。
  13. ^ 原作4巻では、ゆの達4人がなずなの父親から食事を奢ってもらい、不在の間に乃莉となずなが入居し、ゆの達が帰るところでこの回が終了しており(そのため、この回では乃莉となずなの名前はアナウンスされておらず、翌回の二人の歓迎会の回で初めて名前が明かされた)、かたやアニメ第3期第1話では帰ってきたら乃莉となずなに出迎えられ、二人がゆの達に挨拶する(乃莉となずなも、お互いにこの時に初めて出会った)という展開となっている。
  14. ^ アニメ第1期第1話では海産物が当たる雑誌のクロスワード懸賞に応募し、第1期第8話でこれに当選して海産物を手に入れた。第2期第4話で猫と共同生活した際に一部を提供し、最後に残ったカニは第2期第5話で「みんなで食べたほうが楽しいから」と、智花がひだまり荘を訪問した際にみんなでカニ鍋として食べた。
  15. ^ 兄の影響なのか、時たま刑事ドラマを模した言動がある(原作2巻「観念して出て来なさい! 君は完全に包囲されている!」や4巻「決まったみたいですぜ刑事長!」)。
  16. ^ しかし、推薦入試の時は風邪をひいてしまい、鼻水が出て熱で頭がぼーっとした状態で推薦試験に挑んだという(そのため、合格発表時に偶然宮子を見かけたヒロと沙英に「あのコは駄目だったんだ」と思われた)。だが、このときにひだまり荘を見て気に入り、3月上旬には単身リアカーで荷物を持ち込んで、ひだまり荘に入居した。
  17. ^ 文化祭の劇で馬の役を演じた時、嘶きの真似に観客が「超上手(ゲキウマ)!!!」と驚嘆した。
  18. ^ 体育祭の障害物競走では圧勝した。また、桃花川河川敷では少年たちと野球を楽しんだり(ホームランを打って、その打ち方を少年にアドバイスしていた)、自転車で石につまづいて自転車もろとも土手を転落するも、自転車でウィリーしながら土手を下りたため無傷で済んだ。
  19. ^ 幼少期に盛り場を「流し」で歌っていた(そのため演歌限定で歌がうまい。また、ゆのの歌唱力をそっくりそのままコピーもできる)、海難事故で大海原に投げ出された、北極星を頼りに旅をしたなど。
  20. ^ メッセンジャーで地元の友達と話したときに関西弁で会話している。
  21. ^ 叔父が高校入学のお祝いに組み立ててくれたというデスクトップ型のPC。
  22. ^ ただし、創作スイーツに対しての知識は多少あるようで、アニメ第3期第12話で乃莉と共同で作ったトマトのシャーベットと第3期特別編後編のバーベキューでおすすめした焼きマシュマロは大絶賛された。
  23. ^ おかげで克服している。
  24. ^ アニメではシンボルマーク表示の際に「チリン」というSEが鳴る。なお、就寝時は髪留めは外している(ヒロと乃莉も就寝時には髪を解いている)。
  25. ^ アニメではお団子をみかんやシュークリームに見立てられる演出がある。
  26. ^ ゆの達と銭湯に行った際は、常にうねっていた。
  27. ^ アニメ第2期第7話で「沙英が栄養不足にならぬよう気にしているうちに、家庭料理はたいてい作れるようになった」と語っている。また、シュークリームやケーキなどお菓子作りにも長けており、大絶賛された。
  28. ^ このため、彼女の部屋は他の住人達からは半ば食料庫扱いされており、台風で買物に出られないゆの達5人が一斉に食べ物をたかりに来たこともある。
  29. ^ ゆのが201号室に入居した際には引っ越し荷物を運ぶゆのの足音を「宮ちゃん、上の部屋からラップ音が…」といってぐったりしていた。宮子の部屋に猫が居着きそうになった時、宮子に「(猫の)幽霊でも見えてる?」と言われて脱兎のごとく逃げ出している。
  30. ^ 特に宮子から体重・体型に関すること(あるいはそれらを連想させること)を指摘されると大抵は実力行使におよぶ。
  31. ^ このエピソードを基にしているアニメ第2期第7話では、別の内容に差し替えられた。
  32. ^ ただし、原作3巻で作中で眼鏡を外している描写はある。このときは背中側の描写であり、ゆの、宮子、ヒロは素顔を見ている。
  33. ^ ゆのが入居した時は翌日が小説の締め切りのため、徹夜4日目という状況だったため、ゆのはちらっとしか目撃していない(アニメ第2期第1話では、夜にヒロが201号室にゆのが入居したことを、沙英に報告している)。そのため、この入学式直前の場面がゆのと沙英の初対面となっている(原作では沙英の初登場の場面でもあるため、原作1巻では沙英が事実上の自己紹介という場面でフリガナが振られている)。
  34. ^ 本作に登場する架空の月刊誌。元ネタは本作の連載誌『まんがタイムきららキャラット』(および系列誌)であり、岐阜県関市美濃市で発行されている同名のフリーペーパーとは無関係[要出典]
  35. ^ アニメ第12話(名前の読みは第8話)より。小説版1巻にも名が出ている。
  36. ^ 1年生の秋に「月刊きらら」で奨励賞を受賞し、そのままデビューしている。
  37. ^ 彼女が打ったボールが、竹林の中でやまぶき地蔵を拝んでいた宮子に思い切り直撃したこともある。
  38. ^ 小説版では「黒髪」と表現されている。
  39. ^ 酒が入った桑原に吉野屋に対する愚痴を聞かされ、適当に受け流そうとすると耳を引っ張られたり、夏休みに生徒に見かけられたときに「(一夏の恋に落ちるような)危険な香りが全くしない」と論評される。
  40. ^ アニメ第2期第7話で沙英がこのことについて言及しており、コミックス4巻書き下ろし漫画及びアニメ第3期特別編前編ではその時の様子が描かれている。
  41. ^ コミックス4巻書き下ろし漫画及びアニメ第3期特別編前編には、「家から自転車で10分、電車に乗り換えて、揺られること42分」との描写がある。
  42. ^ 吸っている煙草はハイライト
  43. ^ 本人の弁では「でっかい買物をして借金がある」とのこと。
  44. ^ しかも試験終了後にゆのが校門を出るまで声援を送り、手を振り続けていたらしい。
  45. ^ 「パン!」と言われると死んだ振りをする。
  46. ^ 第8話でもゆのにメールを送る場面があるが、TV放送時は差出人表記が「知花」となっていた(ソフト版では「智花」に修正されていることから誤記と思われる)。
  47. ^ アニメ初登場時同様、ひだまり荘に寄ったあとに離れた友人と遊園地に遊びにいっている。
  48. ^ どちらも本作と同様にシャフト制作、新房昭之監督作品という共通点がある。
  49. ^ 実在するのはマサチューセッツ工科大学
  50. ^ 本作に登場する架空の市。平仮名の市である群馬県みどり市とは無関係[要出典]
  51. ^ アニメでは「ペット禁止、ピアノ禁止、恥ずかしいセリフ禁止」となっている。
  52. ^ 「ひ」は沙英、「だ」は宮子、「ま」はヒロ、「り」はゆのが製作した。また、「荘」は宮子を除く3人の共同製作(立候補した宮子が字を間違えかけたため。アニメでは製作者は明示されていない)。アニメではより華やかなものとなった。
  53. ^ ゆのと宮子の所属する1-A、2-Aは、30人中男子は11人。
  54. ^ そのため、原作2巻ではゆのと宮子が、5巻では乃莉となずなが「ゆの様」と書いてあると勘違いした。
  55. ^ モデルは神奈川県足柄下郡箱根町にある箱根彫刻の森美術館[要出典]

出典

  1. ^ 小森健太朗『二〇一一年テレビアニメ作品とミステリの並行関係(本格ミステリー・ワールド2012)』南雲堂、2011年12月19日、234頁。ISBN 978-4-523-26503-0 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 『月刊ニュータイプ 2008年7月号』角川書店、2008年7月1日、46頁、ASIN B001AIM50O
  3. ^ 第4巻82ページ。「明暗」より。
  4. ^ a b c d 「ひだまりスケッチ(アニメ版)設定資料集その1」より。
  5. ^ 第2巻54ページ。「高一」より。
  6. ^ アニメ第1期第1話より。テレビの星座占いで歯磨きしているうちにいて座の運勢を見逃してしまい気を落とすシーンがある(その日のいて座の運勢は「ミスを連発する悪い一日」だった)。
  7. ^ a b アニメ特別編第1話より。
  8. ^ 原作4巻中のエピソードで「普通科って言うんだから普通の人だよ、私みたいな」と発言している。
  9. ^ アニメ第3期特別編後編より。
  10. ^ 原作9巻より。
  11. ^ a b アニメ第4期第6話より。
  12. ^ アニメ第2期第9話より。
  13. ^ 2011年のアニメスペシャル第2話のセリフより
  14. ^ Web Newtype (2007年12月10日). “「ひだまりスケッチ×365(さんろくごー)」新房昭之監督インタビュー&PV公開!!”. 2007年12月11日閲覧。
  15. ^ 第2巻76頁より。
  16. ^ 公式サイト掲示板38ページ 「ゆのの実家は山梨県?」2007/4/2 12:16:39(2008年5月28日時点のアーカイブ)の回答より。ただし、東京の近郊であることを示唆する描写が多い。原作第1巻では「山梨県から電車で3時間」「地方からの入学者も多い」「東京で寂しくないか」、同じく3巻では「横浜に行った帰りにちょっと寄った」と述べられている。また、関門海峡の話題が出た際の4コマのタイトルは「1126.7km」。何の距離なのか明確には示されないが、新幹線を使用した場合の東京駅から小倉駅 (福岡県)までの乗車距離がこれに近似する(Yahoo!路線情報で検索すると1107.7kmとして表示される)。また、アニメ版では「甲府市から約100kmの距離」「舞浜で友達と待ち合わせる」というセリフがある。なお、やまぶきの名が校名に入る実在の東京都立新宿山吹高等学校とは学園祭の名称など共通点はあるが無関係である。
  17. ^ a b 原作第6巻より。
  18. ^ a b c d e ひだまりスケッチ 既刊一覧”. 芳文社. 2021年8月30日閲覧。
  19. ^ きらら電車登場、車両ヘッドマークに「ひだまりスケッチ」 コミックナタリー 2012年8月3日閲覧。
  20. ^ 叡電ニュース 「まんがタイムきらら」と「きらら号」コラボヘッドマーク車両運行について[リンク切れ] 叡山電車公式サイト 2012年8月3日閲覧。
  21. ^ 【叡山電鉄】"まんがタイムきらら×きらら号"運転 (RMニュース) 鉄道ホビダス 2012年8月19日閲覧。
  22. ^ 叡山電鉄で「ひだまり号」運転 railf.jp(鉄道ファン交友社) 2012年9月21日、同27日閲覧。
  23. ^ 【叡電】"ひだまり号"特別列車運行 RMニュース(鉄道ホビダス) 2012年9月24日、同27日閲覧。
  24. ^ 叡電ニュース 「ひだまり号」特別列車運行 および「まんがタイムきらら×きらら号」特別乗車券の販売について Archived 2013年2月28日, at the Wayback Machine. 2012年9月14日、9月27日閲覧。
  25. ^ 叡電ニュース 鉄道フェスティバルでの「まんがタイムきらら×きらら号」特別乗車券発売について Archived 2014年10月6日, at the Wayback Machine. 2012年10月2日、9日閲覧。


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