はちょう‐ぶんかつたじゅう〔ハチヤウブンカツタヂユウ〕【波長分割多重】
読み方:はちょうぶんかつたじゅう
波長分割多重
別名:光波長多重通信,波長分割多重通信
【英】Wavelength Division Multiplexing, WDM
波長分割多重とは、主に光通信で採用されている通信技術で、それぞれ波長の異なる光信号を複数同時に発信し、多重通信を実現する方式のことである。
原則的に、光信号は電気信号などと異なり、波長の異なる信号は干渉し合わないという特性を持っている。この特性を利用して、波長が異なる複数の光信号を一本の光ファイバ内で多重的に使用すれば、光ファイバ回線を増設せずにデータの伝送量を向上させることができるようになる。
なお、WDMのうち比較的高密度(dense)に波長を重ねて伝送を行う方式は、高密度波長分割多重(DWDM)などと呼ばれ、逆に密度の薄い(coarse)方式は、低密度波長分割多重(CWDM)などと呼ばれている。
参照リンク
家庭まで光ファイバ(光部品その8) - (NTTフォトニクス研究所)
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